「LAMDASH PALM IN」レビュー

皆さん、こんにちは。

今回はPanasonic社製電動シェーバー「LAMDASH PALM IN」(ラムダッシュ パームイン)を購入し、1ヶ月ほど実際に使用した感想をレビューとして投稿いたします。

今回の「LAMDASH PALM IN」にはスタンダードタイプの「ES-PV3A」海水由来の複合新素材「NAGORI」がボディに採用されたタイプの「ES-PV6A」が存在しますが、今回レビュー対象となるのは「ES-PV6A」です。

筆者は電動シェーバーを購入して使用した事は過去に何度もありますが、どれも肌に合わず長続きしなかったので電動シェーバーの新型が発売されても使い勝手については疑心暗鬼のまま手を出さずにいました。

しかし今回の「LAMDASH PALM IN」はシェーバーとしてのデザインや使い方をはじめ電動シェーバーの固定概念を破壊しようという想いを感じたので何度かの試用を経て購入する事に決めました。

今回はそんな電動シェーバー市場において「ありそうでなかった新たな選択肢」として「LAMDASH PALM IN」をレビューしていきます。

目次

ありそうでなかった「新たな選択肢」

この佇まいはシェーバーと言われなければわからない

今回の「LAMDASH PALM IN」(ラムダッシュ パームイン)の何が凄いかというと「できる限りハイエンドシェーバーの性能を維持しながら小型化したこと」に尽きます。

大きさは高さ5.7cm×幅7.2cm×奥行4.5cmで一見すると完全ワイヤレスイヤホンのケースを一回り大きくしたくらいで非常にコンパクト。

同社の電動シェーバーのヘッド部分をそのままもぎ取ってしまったような印象を受けます。

重さは145g(PV3Aは135g)と手に持っていても負担に感じる重さではありません。

それでいて同社のラムダッシュPROシリーズ相当の5枚刃によるシェービング性能をこのボディに詰め込んでいます。

コンパクトシェーバーというと今までは大抵が1~3枚刃で剃り味が良くなかったり、乾電池式で「その場しのぎ」的にしか使えず長期の出張や旅行に不向きだったりと携帯性と引き換えに快適さをガマンするしかありませんでした。

ハイエンドを持ち歩く贅沢さ

蓋を取るといきなりハイエンドのシェーバー機構が登場するのは初見だと結構びっくりする。

マグネットで小気味よく着脱できるキャップを外すと同社のハイエンドシェーバーでおなじみの「顔」ともいえるこのシェーブ面が出てくるのですから思わず「おぉっ…」という声が出そうになります。

外刃と内刃に分かれるのは電動シェーバーお馴染みの仕組み。蓋は吸い付くように閉まるので快適。

さらに外刃ユニットを外すと内刃ユニットが現れます。

こちらも妥協しておらず内刃はステンレス鋳造で作られており、日本刀と同じ製法で刃先は鋭角30度の鋭さで切れ味を向上させています。

ボディの中には同社の電動シェーバー「ラムダッシュ」シリーズ最速のリニアモーターを内蔵しており、これはハイエンド製品のモーター流用ではなくこのボディに収める為に専用に設計された専用モーターだと思われます。

とにかくどうにかしてハイエンドモデルのシェービング性能を握りこぶし大のコンパクトボディに収めようという気概には脱帽します。

ただ、商品ページで永久脱毛してヒゲどころか産毛1本すらないモデルを採用するセンスについては理解に苦しみますが。

実際の使い勝手と使用感

この大きさとデザインは電動シェーバーを使い続けてきた人ほど衝撃かも。

ヒゲに対する認識は人それぞれ。

ヒゲがちょっとでも生えてると許せなくて神経質に深剃りしてしまう人。

生えていてもあまり気にしなくてなんなら1週間くらい伸ばしてしまう人。

筆者は基本毎日T字カミソリで剃っていてヒゲ自体は硬く割と鋭い感じに生えます。

なので海外製の電動シェーバーはとことん合わず、特に回転刃式は相性最悪でした。

基本的には「キレイに剃りたい」「剃り残しはしたくない」方なのでT字カミソリを使うとお風呂場でのシェービングに10分から15分くらいはかかるのですが、合わせてボディソープで体を洗ったりスカルプケアコンディショナーを髪に馴染ませていたのでその時間は甘んじて受け入れていました。

なのでシェービング時間の短縮も期待しつつ、やはり電動シェーバーの剃り味がなかなか信用できない筆者はT字カミソリと「LAMDASH PALM IN」を交互に使用する事にしました。

電源ボタンの位置と「泡メイキングモード」

おそらく誤作動防止と「泡メイキングモード」を使わせるための配置だと思っている。

まず電源ボタンが本体底にあるのですが、レビューサイトなどでは「電源ボタンが底にあるので使いづらい」という意見が多く見られました。

これについては商品ページにも書かれていないので割と忘れがちな「泡メイキングモード」を前提に作られている可能性が濃厚です。

「泡メイキングモード」とはシェービングフォームがなくてもボディーソープや洗顔料をモーターの振動で泡立ててシェービングフォーム代わりに使えるというもので電源がオフの状態で電源ボタンを2秒間長押しすると発動します。

「泡メイキングモード」は15秒間稼働すると自動的にシェービングに移行するので手に洗顔料を取り、シェーバーを手のひらに向けて電源ボタンを長押しして使い始めるというシーンを想定しての位置取りだと個人的に考えています。

しかし「泡メイキングモード」は本製品での新機能ではなくラムダッシュシリーズではもはやお馴染みの機能なので殊更宣伝する事でもないのかもしれないが、商品ページでは全くと言っていいほど目立たないのでそれを前提としているかどうかはわからないがコンセプトが伝わりづらい印象を受けました。

利き手を選ばない汎用性

剃る時は手の平で底を支えるように持つか、親指とその他の指で挟むように持つ事になると思う。

そして今までの電動シェーバーと違い、まるでボールを握るように持ってシェービングするので利き手がどちらであるかにかかわらず同じ使い心地で使えるという今までのシェーバーにはない体験ができます。

ヒゲを捉えると自動で剃る強さが変わるので濃いエリアとそうでないエリアでも剃り方を変える必要はありません。

深剃りをしたい場合は少し肌に押し付けるようにして使いますが、常に振動しているのでカミソリ負けを防ぐためにも細かいストロークは少なめにした方がいいです。

何回も同じ場所を往復させないでワンストロークで顔全体を剃ってみて「足りないなぁ」と思うところをもう一回シェービングする、という方が全体的に上手く剃れます。

新規複合素材「NAGORI®」について

公式HPのキャンペーンに応募すると貰えますが、ホントにただの置台です。

記事の初めで補足いたしましたが、今回の「LAMDASH PALM IN」には「PV6A」と「PV3A」の2種類がございます。

機能の違いはありませんが、「PV6A」にはボディ部分に三井化学(株)が開発したイノベーティブ・プラスチック「NAGORI®」が素材として使用されています。

海水から抽出されたミネラル成分から作られたSDGsを意識した新しい素材で樹脂の一種です。

プラスチックでありながら陶器のような質感で落下しても割れにくい特性を持ち、熱伝導性も高いので言われなければ陶器にしか見えません。

まだまだ採用されたケースは少ないですが、手触りはすごく良いのでスマートフォン本体の素材とかに利用されると高級感が出ると思うので個人的に流行ってほしいです。

ガジェット好きも安心のUSB-Type C

充電端子部分は防水キャップでガードできる。くれぐれも閉めずに水洗いしないように!

今回の「LAMDASH PALM IN」はこれだけコンパクトなだけあって充電タイプとなります。

「なんだよ、結局専用ケーブルなら荷物がかさばるじゃん!」と思った方。

安心してください、USB-Type Cですよ。

これにはガジェット好きもニッコリ、スマートフォンの充電で使っていたケーブルもそのまま使えます。

今のところ、自分が所持していた全てのUSB-Type Cケーブルで充電ができました。

ただし、100円ショップなどで販売されているケーブルでは充電できない報告もあるようなので気を付けましょう。

(端子をUSB-Type Cに変換するタイプはほぼほぼアウトみたいです)

キャリングケースが付属。この携帯性は良き。

(向きが)逆だったかもしれねェ…(※逆でした)

「PV3A」「PV6A」のどちらにも付属品としてキャリングケースが付属します。

旅行や出張の時にこのキャリングケースに本体さえしまえばいいので抜群に携帯性が良いです。

ぶっちゃけ短期間の旅行や出張なら水洗いと浴室での使用なら持っていくのはこれだけ。

圧倒的に荷物量が少なくて済みます。強い。

電動シェーバーの音はしっかり出るので人前で剃るのはどうかと思いますけど、電動シェーバー派の人が時短目的に買うならこれでいいのでは?と思います。

だからといって全ての電動シェーバーがこれに食われることはなく、ハイエンド級の電動シェーバーは濃いヒゲも剃れる性能がある一方でこちらは濃いヒゲが苦手です。

つまり濃くなる前にこまめに剃るのが正解だという事。

抜群の携帯性とシェービング性能の両方が欲張れる贅沢セットだと考えるといいかもしれません。

光脱毛器とセットで使うのがベストかも

ヒゲを濃くしない為に脱毛器で減らし、こいつで剃るのが最適解と言っても過言ではない

結論から言うとT字カミソリは手放していません。

つまり、「T字カミソリがこれで不要になる」とは断ずる事ができず「使い分けの選択肢として携帯性と手軽さでは抜群のアドバンテージがある」と自分は評価します。

T字カミソリはガッツリ伸ばしたヒゲを一掃する為に使い、本製品は濃くならないうちに予防的に使うのがいいと思います。

こまめに剃るならガッツリ深剃りするT字カミソリよりは肌への負担が少ない本製品が適しているといえます。

予防的なケアの為にこまめに剃るとなると結局のところ、濃くなる前に剃って整える必要があるのでヒゲを濃くしない為に光脱毛器等と組み合わせて使うと非常に効果的だと考えています。

光脱毛器できちんとケアしておけば、ハードな濃いヒゲが少しずつ減る事になり繰り返すうちにT字カミソリを使って深剃りを要求されるシーンが少なくなり短時間でヒゲをすっきりさせることができるようになるのでは?というビジョンを個人的に持っています。

永久(医療)脱毛に抵抗がある方やヒゲをあきらめたくない方は「ヒゲを剃る」という行為自体から逃れる事はできないでしょう。

ですが、ケアの仕方やこまめに剃る習慣をつけたり、生やしたい時に思いっきり生やせるようにする為にこの「LAMDASH PALM IN」が日々のシェービング時間や手間を助けてくれる事は間違いなさそうですよ。

「LAMDASH PALM IN」で毎日のシェービングを軽やかにしよう

デザイン重視の「PV6A」かコスパ重視の「PV3A」か。
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この記事を書いた人

SNSから距離を置く30代男性。
ブログに雑記を書き散らしながら日々を楽しく生きる事だけ考える。
モットーは「同年代より一つ若くいること」。

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