「MOFT Phone Lanyard」レビュー

皆さん、こんにちは。

今回はノートPCやタブレット用のマルチスタンドを制作・販売している「MOFT」社(モフト)から発売されているスマートフォン用スリングストラップがかねてより気になっていたので使い勝手を確かめるべく実際に購入してレビューをする事にしました。

今やスマートフォンはグレードに幅はあれど、価格的にパソコンと肩を並べるほどの立派な高級品。

そんなスマートフォンを「カバンやポケットに入れず直接ストラップなんかでプラプラさせていいの?下手すれば壊れるんじゃない?」…と見た目的にも使い勝手的にも不可解に思っていました。

しかし、丁寧に紐解いていくとその実用性と時代の流れを捉えた使い勝手を実感する事になりました。

目次

MOFT社について知る

まずはじめに「MOFT」(モフト)社について知る事から始めましょう。

社名の「MOFT」は「Mobile Office For Travelers」の略でパーソナルオフィスアクセサリーを設計・製造・販売する会社です。

2016年4月に設立され香港に本社機能を有する企業であり、日本にも製品を展開しています。

ノートPCの底に貼り付けるタイプの折り畳み型のPCスタンドはメディアにも取り上げられ話題となりました。

近年はマグネットなどを利用したスマートフォンの固定アクセサリーなどもリリースしています。

デジタル機器を駆使するノマドワーカーやフリーランスの人々の支持を多く得ている印象があり、人間工学(人体工学)的なデザインとミニマルな印象を持つ製品群を多く開発しています。

スリングストラップが受け入れられた背景

今回レビューする「スリングストラップ」のようにスマートフォンをバッグやポケットに入れるわけではなく、わざわざ身に着けるようになった背景には「機能的側面」と「ファッション的側面」があると個人的に考えています。

「機能的側面」はいわずもがな、スマートフォンでの決済手段の充実にあるでしょう。

昔からある「おサイフケータイ」機能にはじまり、QRコードやバーコードを表示、スキャンする事によるキャッシュレス決済はコンビニや飲食店の少額決済における「小銭を管理する必要がない」「財布をわざわざ出す必要がない」というメリットを与え、スマートフォン一つで買い物ができるという便利さに繋がりました。

もう一つはスマートフォンを「ファッショングッズ」として扱う「ファッション的側面」です。

保護目的として購入し装着するケース類をはじめ、端末自体のデザインや若年世代ではステッカー等でスマートフォンを着飾ったりして「個性を主張する」という風潮が強くなった事で「ファッション的側面」が表出したと考えます。

また、女性の服装的な事情から男性と違ってスマートフォンを入れられるほど大きなポケットのある服が殆どなく、ハンドバッグやショルダーバッグに入れると取り出すのが面倒という点も無視できないでしょう。

「Phone Lanyard」について

さて、いよいよMOFTの「Phone Lanyard」を実際に使ってみる事にしましょう。

カラーバリエーションがありますが、ブラック・ブラウン・ネイビーの3色のうち今回は「ブラウン」を購入しました。

基本的にはベルトの色しか違いがないのでストラップを使いたいときの服装に合わせて選ぶといいと思います。

ケースから取り出すとなかなか長い状態でショルダーストラップが現れます。

先端にカラビナのような2つのフックがついた装着面があります。

調整スライダーがついているので最も長く調節すると約150㎝にもなるのですが、調節するのは実際にスマートフォンを取り付けてからにしましょう。

接着面は強力な粘着テープ

こちらが装着面を拡大した写真です。

装着面は強力な粘着テープなので最初の印象は少し頼りありませんが、実は一度接着すると余程の事がない限り外れないメチャクチャに強力なヤツです。

なので下記注意点に従って取り扱ってください。

  • スマートフォンに直接装着しない(本体背面が剥がれて壊れます)
  • PC(ポリカーボネート)・TPU(熱可塑性ポリウレタン)・アルミケースが対象
  • 木製・布製(革製)・ガラス・ゴムには非対応(貼ってもすぐ剥がれます)
  • 装着したら最低4時間は置いてから使う(接着面が固まって剥がれないようになる為)

なので使いたいスマートフォンに対応したケースを別途用意する必要があります。

ケースの素材はケースの商品パッケージの裏側に記載があったりするのでよく確かめて購入しましょう。

逆に言えば、装着したら何度もつけ外しできないので機種を変えて再利用する事ができないデメリットもあると言えます。

筆者は「Nothing Phone(2)」に装着

自分は筐体が大きい部類に入るNothing Techのスマートフォン「Nothing Phone(2)」に取り付ける事に決めました。

重さが200gを超えるうえに片手で持ち続けたりポケットに入れるのが現実的ではないと感じていた為、今回の配役にピッタリです。

プラプラさせてぶつけたりするといけないと思い、角やサイドも補強されるSpigen製「Nothing Phone(2)」専用ケース「Ultra Hybrid」を購入しました。

素材もTPU(熱可塑性ポリウレタン)とPC(ポリカーボネート)の組み合わせなのでバッチリです。

まずはケースの平らな面の一番下部分にギリギリを攻めながら接着面を貼り付け、ほぼ半日放置してから端末本体をケースに装着します。

ポケットも両手も自由にできていい感じ!

「Nothing Phone(2)」は端末背面の「Glyph Interface」というLEDライトの組み合わせで通知やサウンドと同期させて「見せびらかす」賛否両論(?)のクールな機能があるのですが、ストラップの装着面を取り付けたことで、ほんの一部が隠れちゃいます。

写真だと装着した部分にドット型のライトが隠れているのですが、そこはトレードオフと割り切るしかありません。

むしろポケットやカバンにいれちゃうとせっかくのクールな機能が活かせないのでこのスリングストラップは「Nothing Phone(2)」を「見せびらかす」事にかけては物凄い貢献をする事になるでしょう。

というかそんな事より、首に引っ掛けるようにして肩から提げると片手で持つには厳しい重量が殆ど気になりません。

ポケットからはみ出るし、ポケットから端末の形が浮き出てなんとも残念な感じにボトムスが変形してしまう事もこれでなくなります。

ジョガーパンツとかだと端末の重さに負けて「腰パン」みたくずり下がってくる事すらあるのでスリングストラップを使えばゆるめのボトムスも履き放題です。

実際にスライダーでストラップを調節せずに首から提げると自分の場合、端末が太腿の付け根あたりにきます。

歩く際などに端末が太腿で蹴られて跳ねてしまったりすると端末によっては足が痛いのでそういう場合はスライダーで短めに調節するとよいでしょう。

操作性も問題なし、ストラップの着脱もイージー。

ストラップをつけたままでも端末の操作への影響はほとんどありませんでした。

逆にカメラで写真撮影時などには落下防止帯のような役割もこなすので重量のある端末でも活躍の機会を大幅に増やせるでしょう。

カラビナ部分も小さいのでケーブルや端子類とバッティングする事も少なく、ややこしくなりそうですがモバイルバッテリーなどをポケットに入れケーブルだけを出してストラップに提げた端末を充電しながら持ち歩く事も可能です。

どうしてもストラップを外したい場合は洗濯バサミのようにフック部分のつまみをつまんで横にスライドするだけで着脱もスピーディでイージーです。

家に帰ってから充電する場合などはストラップをひっかけて落下するのを防ぐためにも外す癖をつけたいところ。

ただ、ストラップだけにバックパックなどの重装備系とは相性が悪くなりがちです。

全体的に荷物は少なく、ミニマル志向でサコッシュくらいの荷物量を意識するとかさばらずに活かせます。

ビッグシルエット系カジュアルファッションとあわせてみよう

ストラップ系はカジュアルな印象が強く出るのでフォーマルなファッションとの組み合わせは避けましょう。

フォーマルなファッションともなると型崩れを防ぐために重量のある端末はカバンとかにしまうしかありません。

あくまでカジュアルファッションギアだと割り切りましょう。

できるだけカジュアルかつ軽装で荷物をたくさん持たない、重ね着やボリュームのあるアウターは避けるのがよさそう。

イメージとしては夏季ならビッグシルエット系のシャツに緩めのボトムス、秋季や冬季は重ね着が要らない厚手のパーカーを採用すると無難にオシャレを演出できるでしょう。

女性ならボディラインが出にくい服装を中心にトップスはルーズさを重視してボトムスはスキニーなジーンズなど対比を感じさせる組み合わせならストラップが影響しにくくなるのであまり気にせず使い倒せるでしょう。

カジュアルファッションで気軽に外出が楽しめ、重めの端末でも軽々と持ち出しやすくするMOFTの「スリングストラップ」を是非とも自分のコレクションに加えてみてはいかがでしょうか。

スリングストラップでスマートフォンを「ファッション」に!
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この記事を書いた人

SNSから距離を置く30代男性。
ブログに雑記を書き散らしながら日々を楽しく生きる事だけ考える。
モットーは「同年代より一つ若くいること」。

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