-小型のポテンシャルを最大限に活かそう-
皆さん、こんにちは。
2023年6月13日よりユニークなスマートフォンを開発・販売するUnihertz(ユニハーツ)より小型端末「Jellyシリーズ」の後継機種である「Unihertz Jelly Star」のKickStarterの出資募集が開始された。
片手にすっぽり収まるほどのボディを維持しながら先代機「Jelly2」からチップセットがパワーアップし、より使い勝手が良くなるのでは?と個人的に想像しており期待値は地味に高い。
そこで、小型機ならではのポテンシャルを活かすために「Unihertz Jelly Star」の機能面をおさらいしながら楽しい使い方を模索していくことにしよう。
Felica機能非搭載をどう見るか
現状…というかこの出資募集開始時点で先代機「Jelly2」とは違い「Jelly Star」にはFelica機能、いわゆるNFC Type-Fには非対応であり今後対応の予定はないとしている。
プロモーション動画等ではNFC決済機能をアピールしているが、少なくとも日本で普及しているFelica機能の事を指しているわけではない。
つまり使い勝手の観点からFelica機能を使わない(使えない)状況を想定する必要があり、これがどこまで影響するかを考えなければならない。
最もポピュラーなものだと電車やバスをはじめとした公共交通機関の交通系ICが代表的なものとして挙げられる。
他にもコンビニなどでよく使われる「おサイフケータイ(R)」機能に依存するQUICPay(クイックペイ)などの端末による直接決済手段が対象となるだろう。
ない機能を補うのは難しい
結論から言うとFelica機能はサービス側に代替の手段がない限り、補う事は難しい。
端末決済系は登録しているクレジットカードなどがカード本体をかざして決済する機能に対応したものであれば、それで代替が理想的ではある。
後は「モバイルSuica」等の公共交通機関での運賃支払いに代表される部分だが、これについては対応端末を同時に持ち歩くしか対策はないものと考える。
一応筆者は「Suica」や「PASMO」といった公共交通機関系サービスは物理カードを持ち歩き、ネットワーク関係のトラブルには耐えられるようにしている。
常に代替の手段を講じておく事は大事だが、こだわり過ぎても息苦しくなるだけなのでいざという時の為に少額の現金くらいは用意する覚悟でいた方がよさそうだ。
バーコード決済・読み込み系を中心にしよう
「Unihertz Jelly Star」を活躍させるにはFelica機能に依存しない「バーコード決済系・読み込み系」を中心にしたアプリ構成にすべきだ。
スターバックスコーヒーのアプリに代表されるアプリ自体にクレジットカードを紐付けて事前に決済したり、端末の画面上にバーコードやQRコードを表示させ、それを読み取るアプリが増えている。
都度表示させる手間はあるかもしれないが、それこそが「Unihertz Jelly Star」のコンパクトさを活かした取り回しの良さが光る場面だろう。
会員情報やポイントカード機能を端末画面上に表示させる仕組みは端末の持つ機能に左右されにくいのでガンガン入れていくといい。
Jelly Starを様々な場面で活躍させよう
Felica機能非搭載については残念だが、だからといって「Unihertz Jelly Star」の魅力が完全になくなってしまったわけではない。
他のスマートフォンとは一線を画すコンパクトさやコンパクト端末ゆえに犠牲となりがちな処理性能は比較的高いレベルでまとまっている。
前作である「Unihertz Jelly2」がリリースされたのが2021年である事を考えれば、そう短期間にポンポンと出てくるシリーズの端末でもない。
せっかく今回新しいシリーズの端末が出るのだから…と自分なりに活用の仕方を考えてみたので、いくつか提案したい。
是非KickStarterで支援している人も一般販売を待っている人もちょっとした参考にしてほしい。
タブレット端末と一緒に携帯しワークステーションに。
「Unihertz Jelly Star」の強みを活かす使い方として取り回しの良さを利用した「Wi-fiタブレット端末をテザリングで接続して大画面での作業性を手に入れる」点をまずは提案したい。
「Unihertz Jelly Star」自体はポケットに入っていても全く気にならない重さと大きさなので本来家の中で楽しむタブレット端末を一緒に持ち出してみよう、という事だ。
最近のAndroidタブレットはAppleのiPadのようにSIMを挿入して独自に通信回線を持たせる事ができる機種が殆どない。
これはスペックや価格帯的な理由から屋外へ持ち出して作業をするという使い方が想定されていない事に起因する。
AndroidタブレットはWi-fi環境が整備された家の中でネットサーフィンやエンターテイメント配信サービスを楽しむ「お手軽な大画面端末」という立ち位置へ舵を切り始めている。
そこで「外出時にAndroidタブレットを持ち出せる」可能性を与える役目を「Unihertz Jelly Star」に担わせようというものだ。
「Unihertz Jelly Star」にある程度の通信容量を確保したSIMを挿入し、テザリングによる小型端末兼Wi-fiルータとして機能させれば必要な時にタブレットを外で活躍させることができる。
個人的な話だが、筆者は最近発売された「Pixel Tablet」を購入した。
「Pixel Tablet」自体はスペックも低価格帯タブレットより高く、家の中だけで使うのは非常にもったいない性能だ。
本体も昔買って長い眠りについていたタブレットケースに余裕で入る大きさなので外でも活躍させてやらないと名実ともに「宝の持ち腐れ」になりかねない。
メイン端末をテザリング機として使う事には抵抗があったので「Unihertz Jelly Star」にその役目を担ってもらえば、「Pixel Tablet」の大画面を思い切り活かすことができる。
タブレット用のキーボードも用意すればブログ記事の下書き位はできるかもしれない。
「Unihertz Jelly Star」を支援している、または一般販売に合わせて購入する予定ならそこそこのスペックのタブレットと組み合わせる事も前向きに検討してみてはいかがだろう。
アームバンドと組み合わせてスポーツギアに大変身。
Unihertz社はKickStarter上で支援者限定にJelly2用に制作されたクリップとアームバンドをJelly Star用に再設計し追加販売すると発表した。
勿論コンパクトな端末なのでこういったスポーツ系ギアと相性は悪くない。
筆者は運動習慣をつけるためジョギングとウォーキングを時間を作って行っている。
走った距離や成果を「見える化」する事は重要なので計測アプリ等を「Unihertz Jelly Star」にインストールしてこれらのギアと組み合わせてスポーツギアとして使い込むのは面白そうだ。
運動習慣をつけるために取り組み始めたウォーキングとジョギングだが、かれこれ1年以上継続している。
継続できている理由は一定時間体を動かすとゲーム内トークンが貰え、仮想通貨との交換にも利用可能なMove to Earn(M2E)アプリ「STEPN」をやっているからだが、メイン端末でやっていると運動の邪魔になったりする。
運動の際は、荷物はできるだけなくしたいのでスマートフォン等のデジタル機器は小さく、持ち運びやすいに越したことはない。
勿論大型のスマートフォンを携帯できる他社製のアームバンドは存在するが、操作性が犠牲になったり大きさが仇になって装着感がよくなかったりしてあまりイメージが良くなかった。
だが、コンパクトな端末を操作性を犠牲にせず腕やバックパックに固定できる専用アクセサリーは非常に使い勝手がよさそうだ。
メイン端末と棲み分けする事で、スポーツギアやヘルスケアアプリを集めて専用端末化させるのも面白いかもしれない。
アームバンドやクリップで露出は増えるので他人の目に留まりやすいのも見せびらかしとしては魅力的なポイントになる。
10月出荷に向けて認証プロセスが進行中
KickStarterで出資期間が終了する前に、各国で使用できるようにするための認証プロセスが進み始めた。
日本国内での技適も記事執筆時点で認証済みだ。
日本で使用する際は基本的に何も心配する必要なく使える。
ロードマップによれば10月中に支援者の手元に向けて出荷される見通しだが、KickStarterでの資金調達からリリースの流れはUnihertzは何度もプロジェクトを成功させており、経験値としては豊富な方だ。
スケジュール的にはかなり余裕を見ているように思われるので過度な期待はしないが、スケジュールが早まって従来より早く手にできることもあるかもしれない。
それよりも公式PVの中に端末のテーマアイコンについて触れているシーンがあった事の方が気になって仕方がない。
有料での配信となったとしてもぜひ導入してみたいところだ。
今までソフトウェアには全く力を入れてなかったように感じていたが、少しづつ手を入れるようになってきたので今後の動きに期待したい。
コンパクトな端末にはふさわしい収納場所を与えよう
「Unihertz Jelly Star」を最大限活用するため、多様なアクセサリーと一緒に携帯できるガジェットポーチの採用をおススメしたい。
コクヨから出ているガジェットポーチはポーチ自体が自立するのでタブレットと組み合わせて使う際などに邪魔になりづらい。
複数の端末を持ち歩く際にモバイルバッテリーやケーブルを収納する用途にも最適だ。
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