-拝啓株式会社FOX様。KEY2国内版の成功の為に-

   

-唯一の代理店なんだからとことんやりましょう。-

皆さん、こんにちは。

そろそろ動きがあるであろう「Blackberry KEY2 国内版」ですが、6月7日のニューヨークでの発表会の翌日、正規販売代理店である「株式会社FOX」が「Blackberry KEY2」のスペシャルサイトを公開し、「今回はなかなか気合が入っているな~」と感心したのですが、その後スペック表の表記ミス「TCLによるバイドゥへのsimeji搭載の打診」によって(結局誤報でしたが)ちょっとした物議を醸しました。

個人的にはBlackberryのユーザー層にはソーシャルを動かせるほどのインフルエンサーはまだいないと思っていて「ソーシャルで反発が激しかったからsimeji搭載が見送られた」という説には懐疑的です。

そんな事より、今回の「Blackberry KEY2」には自分も期待しているので、これだけ気合の入ったスペシャルサイトを最大限活用しない手はない…という事で、これから発売される国内版「Blackberry KEY2」を成功に導く為に僭越ながら提案を何点か申し上げたいと思います。

【補足】この記事には「株式会社FOX」を誹謗・中傷する意図はございません。

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批判するだけなら誰でもできる

自分は過去にも「Blackberry Priv」の頃あたりから「株式会社FOX」に対して指摘や改善提案を記事でした事がありましたが、基本的に「実現可能性」を抜きにして「こうしたらどう?」で締めてきました。

今のご時世、「あそこはダメだ」「○○が悪い」というような「こきおろす」だけならTwitter等で喚けば誰だってできる事です。
ですが、Blackberry自体のコンシューマー向け部門が事実上の日本市場撤退の状態である以上、今のところ国内版の「Blackberry」を提供する事ができるのは「株式会社FOX」だけです。

なので「株式会社FOX」の頑張り次第で国内版のBlackberryの命運が左右されるといっても過言ではないと思います。

そしてTCLが「Blackberry」とライセンス契約を締結して端末製造に乗り出している中、TCLは国内に液晶TV部門の日本法人はあっても、スマートフォン部門である「TCL Communication」の日本法人は今のところありません。

この事から、日本国内のマーケットを事実上TCLから「株式会社FOX」が任されている状態であると言えると思いますし、それに対して国内のBlackberryユーザーは残念ながら大規模なマーケットを形成できるほど多くなく、TCLが自らサポートに乗り出すほどでもないという見方をされていると言えるかもしれません。

つまり、国内版の「Blackberry」へのサポートを充実させるにはTwitterやブログで愚痴や悪口を言い捨てて終わり…ではなくてユーザーである我々自らがユーザー視点で指摘や改善提案を行い、「株式会社FOX」を鍛えるしか方法はありません。

特に企業にとってもユーザー目線の意見や提案は今後の対応改善や仕組みの見直しなどに大いに貢献しますし、逆に普段は何も言わずに企業が「なにかやらかしてから」ギャーギャーいうだけでは何のメリットにもなりませんし、時間の無駄。

実現可能性は考慮せず、ユーザー視点に徹する

企業に対してユーザー目線での指摘や改善提案する事はマーケットにとって非常に重要な要素です。
改善提案は悪い点を指摘するものでもいいと思いますし、突拍子なアイディアでもいいと思います。

ただし、指摘の場合は「具体的にどこがダメなのか」と「どうすればいいか」の2点を述べるようにします。
アイディアなどでユーザー目線でモノを考える時は「実現可能性」を原則考慮せず、理想のゴールを設定して「どうしていくべきか」を提案するようにします。
それらのアイディアから「実現可能性」を考慮して具体的なものに落とし込んでいくのは提案や指摘を受けた企業の仕事ですから。

アイディアは質より量という声もありますが、最初は量で良くてもだんだんと質が伴わないと具体的になっていかないので、過去の事例を模倣するという内容などで具体性を持たせても良いと思います。
ただし、完全な独自性、所謂オリジナリティを追求し始めると現実感がなくなってしまうので「どこで差別化するか」は後で考えるとして徹底して欲しいのはユーザー視点で考える事です。

特にユーザーからみて「購入」という目標にたどり着くまでにどういったプロセスや条件があると良いか、を考える事が必要です。

提案:ユーザーの声を直接聞く場を設ける

今回の目標は「Blackberry KEY2」の国内版発売を成功に導く事ですが、曖昧なので具体的な目標を設定する事にします。
国内市場での販売台数が公表されていないようなので明確な定量目標は難しいですが、「Blackberry KEY2」の販売台数について「Blackberry KEYone」以上の実績を出す、という目標を設定しましょう。

その目標を達成するために、今の「株式会社FOX」に何が必要でしょうか。

個人的に考えるとすれば、ユーザーを巻き込めていない気がするので、ユーザーを巻き込むキャンペーンの必要性が挙げられるでしょう。

つまりは国内でも「ローンチイベント」を行う、という事ですね。
でも今までに世界各地で行われた発表会やイベントはFOXがそう簡単に真似できるものではありません。

株式会社FOXのプレスリリースなどを見る限り、FOXにはポップアップショップを展開するノウハウはあるようです。
FOXが取り扱うブランドの広告宣伝がメインですが、「Blackberry KEYone」も展示されているようなのでこれを「Blackberry KEY2」を主役にして展開しましょう。

ロケーションやスペースの候補は月並みですが、表参道の「zerobase」(ゼロベース)とかどうでしょうか。
過去にリプトンがタンブラーボトル付きの茶葉とフルーツを組み合わせたオリジナルティーの限定販売などで長蛇の行列を作るなど多数の実績があり、目の前の交通量も申し分ないです。

この「zerobase」(ゼロベース)はビルが丸ごと使えるので(1F~3Fまで 4Fは化粧室)1Fを「Blackberry KEY2」ポップアップショップ、2Fを「Caseplay」ポップアップショップか「Blackberry KEY2」イベントスペース、3Fは厨房スペースなのでイベント時のケータリングなどを詰めてもいいかと思いますが、レセプションパーティーをするつもりはないですし、この「zerobase」(ゼロベース)の各フロアは相当狭いので「Blackberry KEY2」の展示スペースは確保して、それ以外はこざっぱりなイメージで貼りパネなどを使って各フロア壁面に「FOXの認知度を補完する為の広告」やプロモーションを散りばめて「株式会社FOX自体の認知度アップ」を狙うという手もあります。

ただし、忘れてはいけないのはこういったポップアップショップを展開する最大の目的は「プロダクトを担当する社員やスタッフが顧客や来場者と直接交流する事」なので、無人フロアを作ってはいけません。

もちろん「Blackberry KEY2」目当てで来場される顧客や来場者の知識量は様々なので家電量販店のアドバイザー並みの対応力が要求される場合もありますが、その辺はなんとでもなるでしょう。

こういった「ローンチポップアップストア」を国内版発売の週末に限定して展開すれば、いきなり長蛇の行列や人が殺到するという期待値は望めないまでも、このポップアップストア開催中に得た顧客情報や来場者の嗜好・年齢層・性別などの情報は「FOXが自ら足で稼いだ情報」となり、顧客候補のデータベースの基礎ともいえるものになっていくでしょう。

ちなみにこの「zerobase表参道」には同じ業界からは「Huawei」(ファーウェイ)が2016年6月にポップアップショップを展開した実績があり、新製品でインスタグラマーが撮影した写真などが展示され、集客も良かった模様でした。
「Blackberry」もインスタグラムで写真のタグを公開していますから、「#ShotOnBlackberry」のタグで投稿された写真の使用許諾を取って貼りパネに印刷する写真を募集しても面白いかもしれませんね。

【表参道のビル丸ごと新しい広告塔にできるzerobase(ゼロべース)】

zerobase(ゼロベース)

提案:機会損失を防ぐ展示スタイル

次の課題なのは「実機露出の少なさ」ですね。
大手家電量販店にも卸しているみたいですが、発売当日はおろか、発売後暫くしても「Blackberry KEYone」の実機展示が見つけられませんでした。

フルタッチ端末ならいざ知らず、物理キーボードを備える「Blackberry」は性能云々よりも「物理キーボードの操作感」や「触り心地」「実機の塗装・デザイン」が何よりも「購買意欲」を左右するのであります。

いくらYoutubeでUnboxing動画が出ようが、専用サイトに写真や画像がたくさん出回ろうが、「実機を触ってもらう事」の方が「欲しい」「欲しくない」「買う」「買わない」の意思決定の重要なトリガーになりますから、そこをおざなりにしてしまうと売れるものも売れません。

元家電量販店の販売員を経験した身として言わせてもらうと、「当社の製品を売ってほしい」と言ってくるメーカーの営業はたくさんいます。
ただ、その通りにみんな一生懸命売りに行くかというとそうとは限りません。
量販店側が「労せず売れて」「利益がたくさん取れる」製品を積極的に売ります。(ていうか、そうでない製品はむしろ売りたくないです)

なのでただ量販店に卸したからと言って販売台数がグンと伸びるワケではないですし、出荷ベースと言っても売れて在庫の発注が来なければそれで終わりです。

展示用の実機を送ったところで、「すぐに展示」してもらえなければ、その時点でユーザーや顧客との間に「機会損失」が発生します。
この「機会損失」とやらは厄介で、それが発生するだけで「売れるものも売れない」という状況を引き起こすため、顧客との接点を構築する手段を確保する為に、「機会損失を防ぐ対策」を施す必要があります。

そこで対策として有用だと考えるのが「原寸大フライヤー」です。
よくある美術館のフライヤーなどで展示美術品の形に成形された小冊子型のフライヤーを参考にします。

「Blackberry KEY2」の外寸原寸大の形の小冊子型フライヤーを作成し、表紙を「KEY2の正面画像」、裏表紙を背面画像にして中身を機能の説明や性能表・国内版の特徴やオンラインストアでも購入できる旨を記載し、壁掛け什器にもフックで下げられるフライヤー入れ(容量は20~30冊ほど)を作成すれば、展示をしてもらえなくても「探しに来たのにない」という「機会損失」は防げます。

また、インパクトでは展示実機には敵いませんが、フライヤーには強みとして「顧客との接点をあらゆる場所で増やせる」という点があります。
SIMフリーコーナーの契約窓口、同じフロアのレジ横、エレベーター前のスペース、他機種の展示什器の側面や角などのデッドスペースにも展開できますし、量販店側は店内コーナーを作っていく際、「何も訴求できないスペース」を最も嫌う為、そういった場所に展開できるPOPツールも非常に有効でしょう。

最終的にはミートアップイベントの開催を目論む

なんとか自分なりに知恵を絞ったつもりですが、最終的に上記2つに絞りました。

ただ、個人的にはBlackberryユーザーという一種の「そこまで多くはないが濃いコミュニティ」を育てるのがいいのかなぁ、と思っておりまして最終的には「ミートアップ(meetup)イベント」を開催する所まで夢を見たい所存でございます。

「meetup」とはニューヨークで2001年に創業した「ミートアップ社」が生み出した造語です。
現在は日本でもさかんに行われていますが、日本で行われているのは「meetup」という皮をかぶった実質「勉強会」や「セミナー」が多く、自分はそういうのをやりたいわけではありません。

あくまで「meetup」というのは「コミュニティの醸成」であり、少人数からはじまり基本的に「参加者同士の自発的な交流」が行われるものです。
情報交換をはじめ、様々なバックグラウンドのユーザーが集まり、スキルや知識の有無を問わず、「このコミュニティにはこんな人がいるのだな」と参加者同士が認知し、参加者の様々なバックグラウンドを活かして「お互いに助け合える人が集う場」を作ってみたいと思います。

もしそこに「株式会社FOX」のような企業が混じる場合は、企業側は担当者マターで「参加者の一人」として加わる事で、企業側も共にユーザー視点に立ち「コミュニティの醸成」に貢献できるのではないでしょうか。

参考

【面白い製品や売れる商品の仕組みを調べるにはまずはここから】

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