-なんと開始7分で基準額達成!-
皆さん、こんにちは。
遂に18日の夜10時、クラウドファンディングサイト「Kick Starter」(キックスターター)にてUnihertz社の新型物理キーボード付き端末「Titan Pocket」のバッカー募集が始まりました。
なんと募集開始から7分で募集基準額を達成するという早業を成し遂げ、翌日には5000万円以上の支援を集めるなど予想外の事態となっていました。
ハンドリングサイズの物理キーボード付き端末
タフネス物理キーボード付き端末としてリリースされた「Unihertz Titan」の後継機種とされているだけに「Titan」の名に恥じない特徴を受け継いでいます。
外寸こそコンパクトですが、重量は約216g、端末のフレームは鱗のような外装に覆われています。
耐衝撃性は十分に確保されていますが、「Titan」には対応していた「防水機構」には「Titan Pocket」は非対応になりました。
キーボードのデザインがより「Blackberry」っぽくなり、もしかすると入力の快適性を重視した結果、防水機構をオミットせざるを得なかった可能性も考えられます。
背面はタフネスさを象徴するかのようにアルミニウムのH型のシールド材が外装に採用されています。
おそらくカメラ部分との高さをつけるためにも用いられており、カメラレンズ部が直接接地しないような作りになっていると思われます。
詳細スペックとオプション
詳細のスペックはこちらになります。
気になる点としては「Titan」「Jelly2」に採用されていた「MediaTek Helio P60」から「Helio P70」へ変わっている所でしょうか。
ちょっと残念な点としては「ワイヤレス充電」に非対応であるという事。
あまりケーブルの抜き差しをしたくない自分にとってはワイヤレス充電に対応していればラクチンだったのですが、あの背面デザインですから非対応になってしまったのは仕方がないのかもしれません。
後はこの時点で言及されていないのですがFelicaが搭載されなさそうという点。
「Jelly2」で搭載が実現しただけに非常に残念です。
ただし今後の進捗報告によっては…という希望もありますが、Felicaは大きな売り文句にもなる可能性がある魅力的なポイントですから、それをUnihertz社が最初からアピールしないのはあり得ない気がするので望み薄…といったところでしょう。
Bluetoothのバージョンも「v4.1」なので最近のスマートフォンに当たり前に採用されている「v5.0」や「v5.1」に慣れているとワイヤレスイヤホンの音質や安定性に違和感を感じる可能性がありますので注意が必要です。
おそらくカメラには期待しない方がいいのでここでは言及しないでおきます。
また、今回は専用のレザーホルスターが支援のオプションとして選択する事が可能です。
(支援した後で後付はできないので注意です)
クラウドファンディングで手に入る端末に様々なケースが用意されているという事はまずありえないので、ポケットではなくカバンやスーツケースなどに収納したい方は支援の際に選択しておくといいかもしれません。
ベルトクリップが背面についており、クリップは向きも変えられるのでベルト以外の箇所にもつけられそうです。
ただ、そもそも200g以上の端末をベルトにつけようものならズボンがずり下がってみっともない格好に見えそう…というそもそも論的な課題が出てくる可能性が濃厚です。
牛歩戦術のOnwardMobilityを尻目に…
今回のKick Starter募集はものすごい勢いで基準額を達成する結果となったわけですが、これには様々な要因が考えられると思います。
まず物理キーボード付き端末としての競合といえば、新型Blackberryの開発を告知しているOnward Mobilityが挙げられます。
2021年中に「新型Blackberry」を投入すると発表したOnward Mobilityは今や完全に沈黙し、Onward MobilityのTwitterアカウントのタイムラインには盛大なツッコミと怒号が浴びせられています。
それを尻目に物理キーボード付き端末の開発と継続的なリリースを提供したUnihertzにOnward Mobilityに失望した人々が望みを託したような印象を受けました。
Titanの時は物理キーボード付き端末とはいえ、図体の大きさやインパクトから飛びつく人はそこまで多くなかったと思います。
今回の「Titan Pocket」はまだまだゴツいですが、一回りコンパクト化した事で「これなら…!!」という人が増えたのも十分あると思います。
Onward Mobilityが投入する「予定」の新型Blackberry端末はハイエンドになる可能性も高いので一概に同じ土俵では比べられないのかもしれませんが、Unihertz社が徐々に力をつけスリムな物理キーボード付き端末を作るとなれば最大の脅威になるといっても過言ではありません。
今回のクラウドファンディングの結果はUnihertzが着実に進化し続けている事を周囲に知らしめた事は間違いないはずです。
今後のスケジュールについて
Kick Starterの募集画面では今後のタイムスケジュールも公開されました。
正直「急にどうしたの?」と言わんばかりのコミットメントの意識の高さがうかがえます。
スケジュール通りいけば9月には梱包・発送が開始され早くて10月には受け取れる…という感じでしょうか。
個人的にこのキャンペーンの行動次第でUnihertzが大規模な投資を受けられるかどうかの評価がかかっているのではないかと邪推してしまいます。
ただ、「Jelly2」の時に大幅な遅延問題を引き起こしているだけにこの通り行くかどうかはUnihertz社の努力次第でしょう。
募集は”6/18”まで!興味が出たら支援しよう。
今回自分は限定枠の「Super Early Bird」「Early Bird」ともに決済エラーが出続けてしまい、支援できませんでしたので2台口を支援しました。
もちろん久々の物理キーボード付き端末ですから奮発するべきだと考え、当然のごとくオプションのレザーホルスターも2台分申請しました。
物理キーボード付き端末の需要はまだまだあるぞ!という事を示していく為にも積極的に支援していこうと思います。
興味が出てきた方は「Unihertz Titan Pocket」を支援してみてはいかがでしょうか。
募集は6月18日までとなっていますので、支援を通して一人でも多くの方に物理キーボード端末の魅力を知ってもらえたらと思います。
下記リンク先の最下段にあるKickStarterへのアクセスページからプロジェクトを支援する事ができます。
【Kick Starter Unihertz Titan Pocket 募集サイトはこちら】