-出荷スケジュールの延期と中国再訪問。-
皆さん、こんにちは。
最近、めぼしい更新のお話を提供できていませんが現状細かいアップデートはDiscord経由で細々と伝えられていますが、まず結論からお伝えすると当初の計画から約2か月程の延期の決定がありました。
オーナーであるAndre youkhna氏によると延期の理由は製品のレベルを更に高める為であるとDiscordでアナウンスしています。
そして10月13日に製品のアップデートの為、再度中国を訪問するとの事。
進捗報告記事なので、間近に迫った中国再訪問後にも何かしらのアップデートはあると思いますので、簡潔にいきたいと思います。
製品は着実にアップデートしている
まず、肝心の「Minimal Phone」自体は着実にアップデートしていると思われます。
最初はDiscord内でごく短い操作動画が公開されたりする程度でしたが、Spotifyアプリの起動とBluetoothペアリングの動作やX(Twitter)やDiscordへの投稿をテストする動画も公開されるようになりました。
現状これらのテストや動作試験を経てオーナーのAndre youkhna氏は課題を感じており、「ディスプレイの反応速度およびリフレッシュレートが物理キーボードのタイピング体験を損ねている」としてディスプレイの新しいファームウェアを試すと発信していました。
おそらく物理キーボードでのタイピングに対してディスプレイの反応速度が追い付かない場面があったと推測しますが、それを改善するとなると「やはりむしろ液晶を採用してソフトウェア制御でモノクロ画面を維持した方が良かったのでは…」と思わずにはいられませんが、この試行錯誤によって電子インクディスプレイのレベルが上がる事にも貢献するでしょう。
出荷スケジュールの延期と中国再訪問
そしてオーナーのAndre youkhna氏は出荷スケジュールの延期と中国への再訪問をアナウンスしました。
おそらくエンジニアリングサンプルを持ち帰った前回の中国訪問から様々な検証を経た結果、ユーザー体験における課題の解決に時間が必要だと感じたのでしょう。
具体的には「すべてのロット」が12月中の発送となるとしています。
Discord内ではクリスマスプレゼントよりは早くなるよう努力するという言及もあるため、10月13日に予定されている中国の再訪問でどれだけの進捗があるかが重要なターニングポイントとなるでしょう。
また、下記に掲載したエンジニアリングサンプル入手の為に訪れた中国での様子を収めたVlog形式の動画は今回の中国の再訪問においても撮影・公開される予定です。
microG搭載問題は解決?
これは余談ですが、オーナーのAndre youkhna氏がDiscordへアンケートまで取っていたMinimal Phoneへ通常のAndroid OSを搭載するかクローンウェアでGoogleに個人情報を提供させない「MicroG」を搭載するかという問題については一旦「Android OSの搭載」で決着がついたようです。
こちらでも前回の記事でこの話題について言及しましたが、やはりLight Phoneのような隔絶系ダムフォンとは違う世界戦で勝負してほしいと自分も考えているので、Minimal Phoneには「アプリによる拡張性と可能性を維持しつつSNSやスマートフォン依存症と適度な距離感を保つ存在」として光り輝いてほしいという願望があります。
これについては拡張部分として残すかどうかも含めて決まっていくと思いますが、一旦は「通常のAndroid端末として扱っていい」といえそうです。
中国再訪問の結果次第で次が決まる。
現状端末自体のクオリティアップとおそらく通常のAndroid OSを搭載し、通信機能を持たせるにあたって重要なのは対応バンドや通信機器として様々な認証機関への届け出等の話も出てくるのではないかと踏んでいます。
そのための延期という可能性も勿論あるので、延期を決定したからにはそれなりに固める所はきちんと固めてこないと難しいかな、というのが直接的な感想です。
また、中国再訪問のVlog動画についても帰国したら公開されると思いますので、進捗記事はその後という事になりそうです。
いずれにしても完成がいよいよ見えてきた気がするので、できればいろいろ省略せずに報告していきたいと思います。
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