-エンジニアリングサンプルの組み上げが完了。-
皆さん、こんにちは。
ここにきて多少動きが出てきましたので、進捗記事を更新します。
Discordでのアナウンスメントとindiegogoでのアップデート告知、そしてX(Twitter)での情報を主にまとめていますが、今回も地味な部分が多めです。
PCBA工程の完了
まずオーナーはPCBA工程が完了したアナウンスをDiscord内のチャンネルにて告知しました。
PCBA工程とは簡単に言うとチップセットとそれに伴う回路図の転写見本を作成し、実際の基板に回路を転写できることを確認してそれらの回路がうまく機能、動作するかどうかを確かめる工程です。
PCBAはPrinted Circuit Board Assemblyの略であり、この工程が完了するとエンジニアリングサンプルが組み上げられるようになります。
エンジニアリングサンプルは実際の製品と同じチップセットと内部機能を有し、ソフトウェアのデバッグができるようになっているため、この工程が大きく変更されることはありません。
あり得る事例としてはソフトウェアデバッグの結果、用いられるチップセットが変更された事による基板デザインの変更や回路図の修正などが起こった場合が挙げられます。
筐体及び部品のモールド成形の仕上がり
続いてオーナーは製造パートナーからの画像と思われるMinimal Phoneのモールド成形のサンプルを公開しました。
本来キーボードがはめ込まれる部分が埋まっていたりするので時系列的に古い画像の可能性があります。
しかしサイズ的にハンズオンの感覚を捉えるのにちょうどよい画像だとも考えます。
Discord内でオーナーであるAndre Youkhna氏は筐体サイズを142mm×78mm×8.6mmと公言しています。
昨今のスマートフォンとしては異例の小ささであり、体感的にはiPhone SE3にケースをつけるとだいたいそれくらいになります。
キャンディバータイプとも言えなさそうな大きさなのでBlackberry KEYシリーズよりも旧世代機寄りとなりそうです。
やっと実機…のバラバラ写真が公開。
続いて製品デザインに近い実機…のバラバラ写真が公開されました。
PCBA工程を終えたプリント基板とディスプレイ、そしてキーボードモジュールが確認できます。
まぁ、さんざん実機を見せろと文句を垂れていた自身としては感慨深いものがありますが、エンジニアリングサンプルがこれで組みあがるんだからここからスピードアップして進捗を報告してもらいたいものです。
オーナーらはアメリカ時間8月18日(日本時間19日?)には中国入りし、エンジニアリングサンプルの確認とソフトウェアデバッグのため、滞在するとの事です。
特にキーボードによるタイピング体験や反応の検証は念入りに行うようです。
キーボードがヤバたんなのはUnihertz端末だけでいいです。もう。
エンジニアリングサンプル公開。
そしてエンジニアリングサンプルの組み上げが完了した旨がアップデートを通じて行われました。
見た瞬間一発目の感想が「やっぱベゼルふっといなぁ!」でしたけど。
あとはE-inkディスプレイの動作として今までの搭載端末から変化はあるのかという事や、あまり触れられていないホーム画面やアプリランチャー、そもそもどこまで基本のOSに手が入れられているのかは気になりますね。
キーボードに関してはキーピッチに余裕が設けられているので操作感としてはBlackberry端末やUnihertz端末とは別物になると考えた方がよさそうです。
indiegogoでのアップデートではキーボードにバックライトが点灯する動きが掲載されていたのでキーボードバックライトは確実に搭載されるでしょう。
また、オーナーは週明けの中国滞在中はVlog形式の動画を撮影すると発言しており、中国滞在中の映像等でエンジニアリングサンプルについての映像が公開されるでしょう。
左下のフロントカメラについてもエンジニアリングサンプルの動画で明らかになると予想されます。
正直9月にマスプロダクション工程が控えていると考えるとこれからの大幅な仕様変更は難しいと思うので何のトラブルもなく量産工程に入ってくれることを願うばかりです。
恐らく次は中国滞在時の報告やハンズオン動画なども含めて進捗記事として更新できればと思います。
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