-8月中旬に中国にて最終検査と量産体制へのGOサインを出す見込み。-
皆さん、こんにちは。
正式なアナウンスも地味な更新ばかりで派手に進捗を更新することはできませんが、Discordにてオーナーから出ている情報を少しまとめて進捗を更新したいと思います。
現状の目標としては中国を再度訪問し、エンジニアリングサンプルの入手とそれに伴うハンズオン動画、あとはいまだ詳細が見えてこない「Founders Edition」の特典内容といったところでしょうか。
E-inkディスプレイのリフレッシュレート改善策
オーナーであるAndre氏はDiscordとindiegogoのアップデートにてE-inkディスプレイのリフレッシュレート改善の仕組みについて言及しました。
E-inkディスプレイ搭載端末といえば、画面をリフレッシュする際にスロー気味の暗転による書き換えが行われますが、今回のアップデート告知では「チップセットは通常の液晶ディスプレイのように判断して動作する」と書いていました。
MIPIというモバイル端末の高速インターフェース規格を独自に改良することで、E-inkディスプレイのリフレッシュレートが大幅に改善されるという事ですが、今までのE-inkディスプレイ搭載端末はその高速インターフェース部分をチップセットとディスプレイ側で調整するという事をしないためリフレッシュレートに大幅な遅延が発生するという事らしいです。
翻訳も混じっているので自身もE-inkディスプレイについて調べていますが、液晶TV大手の中国TCLが取り扱っているカラーE-inkディスプレイなどはそういったチップセットとディスプレイに調整を施した事例の一つだそうです。
つまり、今回の「Minimal Phone」はE-inkディスプレイ搭載端末でありながら通常のE-inkディスプレイ搭載端末のどれよりも高いリフレッシュレートを持つと予想できる可能性があり、それがMinimal Companyの強みの一つとする計画かもしれません。
いずれにせよ、E-inkディスプレイが液晶に迫る性能を確立する可能性を感じさせる出来事である事は間違いはないので、期待してもいいかもしれませんね。
中国への再訪問は8/17の見込み
さて、エンジニアリングサンプルを入手するためには製造パートナーの拠点がある中国へ再度出向く必要があるようで、そこでエンジニアリングサンプルを入手、検証しマスプロダクション(量産体制)へのゴーサインを出すとの事。
そこでハンズオン動画も公開するとしており、当初は日本が夏季休暇(お盆休み)の最中にハンズオン動画が見られるかとワクワクしたのですが8/17なので休暇も終盤、8月末にハンズオンが見られれば御の字といったところでしょうね。
修正の必要があれば、中国にしばらく滞在するとアナウンスもしておりできれば問題なく量産体制に移ってくれることを祈るばかりです。
当初策定していたロードマップ通りであるなら、予定では9月から生産を開始することになっています。
また、どうやら2バッチ目の予約を公式HPやindiegogoのページから受け付けているようですので当初クラウドファンディングで支援した方々は1バッチ目という事になり、9月中の生産及び発送が期待できるでしょう。
ちなみにオーナーによると2バッチ目は10月になるとアナウンスしています。
Founders Editionについて
クラウドファンディング開始当初にしか現れなかった謎の仕様のままの「Founders Edition」ですが、共同創業者のArmen氏よりDiscordに意味深な投稿がポストされました。
そのポストによると「Founders Editionについての記事を書かなかったのはFounders Edition用として計画したものが上手く動作するか確かめたいからだ」としています。
つまりFounders Editionは通常版と違う機能が搭載されているか、仕様が異なる可能性があります。
これが前回の記事でも言及した指で隠れてしまうフロントカメラだったら日本海にヘッドスライディングしそうなほどの大滑りをしてしまいそうになるのですが、ここまで来たらもうカラーE-inkディスプレイか液晶搭載のソフトウェア制御のミニマルフォンモードくらい来てほしいところです。
こうなると次の進捗記事は彼らが中国に到着し、エンジニアリングサンプルを入手してハンズオン動画を出すくらいあたりで出そうかなという感じです。
まぁ、今のうちにMinimal Phoneに備えて所有ガジェット整理や充電環境を見直しておくなど身の回りを気にし始めた方が良さそうです。
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