-これぞオトナの色気!つい触っていたくなる高級ケース!-
皆さん、こんにちは。
11月も中盤に差し掛かり、11月末は散財の祭典「BLACK FRIDAY」が控えていますね。
という事で、その一番槍を目指すべく早速散財しました(謎)。
今回は株式会社FOXの直営オンラインストア「FOX STORE」で販売されているBlackberry KEY2とメンズブランド「1piu1uguale3」(ウノピゥウノウグァーレトレ)がコラボした「1piu1uguale3 Leather Case For Blackberry KEY2」を購入いたしましたのでちょっとしたレビューをしようと思い、記事として書く事にしました。
2021年に5G対応のBlackberry端末が出るというのに今更感がありますが、過去このケースはBlackberry KEY2本体と抱き合わせで販売されており、単体では手に入らなかった代物かつ本体セットの価格が約13万円という到底手が出せないレベルだったので敬遠していたのですが、先月あたりに久しぶりにFOX STOREを覗いたらなんと単体販売されていたので「手に入れるなら今しかない!」とばかりにポチッたというのが事の顛末でございます。
単体でも約1万円という価格設定から「高級ケース」に分類される「1piu1uguale3 Leather Case」ですが、今回は開封から実際にBlackberry KEY2本体を収納したりしてレビューしていこうと思います。
はじめに
まずこの「1piu1uguale3 Leather Case」は2つのブランドがコラボして製作されています。
専用ケースとして製作されているのでBlackberry KEY2(というか株式会社FOX)とメンズブランド「1piu1uguale3」は当然なのですが、その他に「LORNA PASSONI」(ロルナ・パッソーニ)というブランドが深く関わっております。
(というかこっちがメイン)
なので解釈的には「LORNA PASSONI」(ロルナ・パッソーニ)とメンズブランド「1piu1uguale3」(ウノピゥウノウグァーレトレ)がコラボして「Blackberry KEY2」専用ケースを作った…という方が正しいです。
ですのでケースのレビューをする前にこの「LORNA PASSONI」(ロルナ・パッソーニ)と「1piu1uguale3」(ウノピゥウノウグァーレトレ)についてちょこっと解説しておきたいと思います。
【LORNA PASSONI】とは?
ブランド「LORNA PASSONI」(ロルナ・パッソーニ)はデザイナーである「LORNA PASSONI」(ロルナ・パッソーニ)によるイタリア発のブランドです。
革製品を中心にリリースしており、ドイツのタンナー(革を作る会社)の名門である「LUDWIG PERLINGER」(ペリンガー社)の生後6ヶ月以内の仔牛であるカーフの革である銘革「Shrunken Calf」(シュランケン・カーフ)を使った作品を多く手掛けています。
この「Shrunken Calf」(シュランケン・カーフ)が使われたブランドは意外と多く、日本国内発でも結構ファンが多い1998年に始まった「WILDSWANS」(ワイルドスワンズ)とかが有名ですね。
スマートフォンアクセサリーの中でも高級ケースのラインナップに君臨している「LORNA PASSONI」(ロルナ・パッソーニ)ブランドなので同じブランドのケースを使っている方は周りに自慢できるかも。
【1piu1uguale3】とは?
「1piu1uguale3」(ウノピゥウノウグァーレトレ)は様々な方面で活躍するデザイナー「小澤智弘」によって2012年に創設されたブランドです。
コレクションとしてリリースされる作品は殆どがメンズファッションであり、青年向けというより30代後半~の壮年向けとなっております。
その証左として雑誌「LEON」に特集が組まれていたりゴルフウェアやカジュアルスーツが有名でTシャツ一枚とっても新作は2~3万円とハイブランドに位置づけされる価格設定です。
全体的に「イケオジ」(イケてるオヤジ)のイメージが強く、筆者も過去に表参道ヒルズにあるリアル店舗を実際に訪れましたが、店内が黒基調で統一され、店内のBGMを鳴らすスピーカーもデンマークの高級オーディオブランド「Bang & Olufsen」(バングアンドオルフセン)が使われているなど到底若年層向けではない雰囲気を醸し出していたのを覚えています。
GINZA SIX(ギンザシックス)にも店舗が入っているので都内に近い方は一度覗いてみるのもいいかもしれません。
実は専用ケースというよりマルチスリーブ
今回レビューする「1piu1uguale3 Leather Case」ですが名前こそ「For Blackberry KEY2」となっているものの、実際は寸法を合わせただけのマルチスリーブケースとなっております。
収納時は操作こそできませんが、出し入れ口を除けばほぼフルカバーされることやBlackberry KEY2の外寸法「(縦)151.4×(幅)71.8×(厚さ)8.5 mm」をクリアできればBlackberry KEY2以外の端末も収める事ができるものです。
また、後述しますが端末をケースから出す時のギミックが少し特殊なのでその点に注意してサイズを選べば汎用性の高いマルチケースとして活用できる可能性があるのです。
実は今回購入したのはそれが目的でもあります。
高級感のあるアクセサリーは専用端末だけで消費するのはもったいないですから、皆さんもレビュー記事を見てご自分の所持端末が収まりそうならBlackberry KEY2を所持していなくても買ってしまってもいかもしれません。
ちなみに筆者の持っている「Google Pixel4」は裸の状態ならすっぽり収納できました。
箱の時点で威圧感を感じる…!
では早速外箱の開封から始めましょう。
ただのケースなのにこんな立派な化粧箱に収まっています。
実はデカデカと「1piu1uguale3」のロゴが書かれたのはスリーブで、これを外すとやっと外箱です。
なかなか開けるまで楽しみにさせてくれる(本心:めんどくさい)箱ですが、せっかく1万円もしたんです。
これくらい気合入れてくれないとこっちも散財した気がしません。
そして漆黒の外箱現る。
スリーブには「1piu1uguale3」、外箱には「LORNA PASSONI」とコラボボックスっぽいデザインです。
が、どういうわけか親戚とかの結婚式でもらった引き出物を開封しているような気分が抜けないの何なんでしょうね。
そして驚くことに外箱は本のように横開きで見開きになります。
左側には金文字で「LORNA PASSONI」の文字と共にメッセージが書かれております。
詳しく読んでないのでわかりませんがきっと”やったな!このイケイケなケースを所持すればきっとお前もモテモテになれるぜ!”的な事が書いてあるに違いない。
そして右側には本命のケースが鎮座しております。
「1piu1uguale3」の帯が巻かれており、この辺も装飾は抜かりなし。
恐るべし過剰装飾の世界。
でもこういう隠されているようなギミックは正直嫌いじゃないです。
開封中は1999年に上映された初代「マトリックス」の劇中でハッカーをやっていた主人公が盗み出したデータを本に偽装された箱に隠していたシーンをふと思い出しました。
ハイブランドのアクセサリーを買って家に帰ってワクワクしながら開けるような楽しみがありますね。
勿論ハイブランドのアクセサリーは数万円しますが、この「1piu1uguale3 Letaher Case」も全然負けていません。
逆にスマートフォンのアクセサリーでここまでできるのはすごいと思います。
かつて2012年にLGから発売された「PRADA Phone」の純正ケースはPRADAに行かないと買えず1万5千円ほどしましたが、それよりもしっかりとした装飾になっていますよ。
細かいシボと柔らかな感触が手に優しくフィット
指でケースを触ると一瞬「ビニールっぽい」感触を受けますが、心配ご無用。
ちゃんと本革であり、この手触りこそ「Shrunken Calf」(シュランケン・カーフ)の特徴でもあります。
指の腹でなぞると細かいシボが指に良い刺激を返してくれます。
では箱から出して触っていくとしましょう。
外箱はあれだけ過剰装飾だったのに、ケースの表側は非常にすっきりしたデザインです。
ビジネスライクな印象すら受け、イケイケなメンズブランドのイメージはあまり感じられません。
しかし、上部にはしっかりと「1piu1uguale3」のロゴマークがあしらわれた金属のアクセントがあるので十分カッコいい見た目となっております。
ロゴマークを見たことがある人から見たら「あっ…」と気付きそうなくらいのさりげなさですね。
そしてケース本体を裏返すと、カードポケット一つと下部に金文字で「1piu1uguale3」の文字とロゴマークが型押しされています。
カードポケットは「かなりきつめ」なのでカードは恐らく複数枚入れる事は出来なさそう。
ただ、キツさを利用してマネークリップ的な使い方はできるかもしれません。
このキャッシュレス決済全盛期に現金を見せびらかすのは非常にイヤらしい気がしますが、まぁそこは人それぞれ。
あと交通系ICカードは端末と重なる関係で読み取り時にエラー起こしそうなので避けた方が無難かもしれません。
アクセントの金属部分を引っ張ると…
実はこのケースにはちょっとした仕掛けがありまして、アクセントになっている金属部分は見出しの写真のように動かせます。
まずアクセントの裏は磁石になっていて、そのアクセント本体はなんとケース内部を通るリボンと繋がっています。
そしてアクセント部分をそのまま手前に引っ張るとケースに収納されている端末本体をケースからポップアップさせることができるのです。
こんな感じでおそらくケースの中を通るリボンで端末のお尻を押し出してポップアップさせる仕組みだと思われます。
なので、端末をケースに収納したらケースに指を入れて掴んで出す必要がありません。
裸運用の端末だと引っ張り出す時に爪で傷つけてしまったり、指紋でベタベタになったりしてしまいますが、その心配が殆どないのは大きいポイント。
勿論ひと手間かかりますが、ストレスなく端末を出し入れできるうえにこれからの季節、手袋をしたまま端末を出す事ができるのは便利だと思います。
【魅せびらかし】で勝負するケース!
今回、FOX STOREで2500円オフクーポンを持て余していたため、このケースに適用して約8,000円で手に入れましたが、総じて満足度は高めです。
質感もさることながら、所有欲を刺激するデザインと利便性はBlackberry KEY2の専用ケースにしておくにはちょっともったいない気がします。
そしてつけたまま操作できるケースではなくスリーブなので専用ケースとうたっていますが、外寸さえ許せばマルチケースとして活躍させることもできる点は将来性としてもポジティブに捉える事ができるのではないでしょうか。
また、手触りが非常に良いのでスリーブをしたまま持ち歩いてもいいですし、机の上にただ置いておいても「映える」デザインは上品ささえ感じます。
胸ポケットから出す時などにさりげなくアピールしつつわざと見せつけるような「見せびらかし」ではなく相手に気付いてもらう「魅せびらかし」として活躍させられそうな逸品になるでしょう。
端末が限られやすい専用ケースと違って組み合わせも楽しめるメリットもあるのでこの機会に「上品なケース」おひとついかがでしょうか。
【参考】
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