イマドキの逸品

-デジタルとの距離感とPalm Phoneの再評価-

2020-06-11

 

ーデジタルとの距離感を考える上でPalm Phoneは一つの答えだ。ー

皆さん、こんにちは。

夏の季節の匂いが近くに来ているのを感じつつ、その前に厄介な梅雨の時期に突入いたしました。

自分は自転車通勤なのでこの季節はカッパを着たり、撥水のきく靴を履いたりといった涙ぐましい努力を強いられるので早いトコ梅雨が明けるのを待つばかりです。

さて、ちょうど1年前に自分はこんな記事を書きました。

-デジタルから主導権を取り戻せ!「Palm Phone」登場!-

最初は電話番号を共有して連携する「コンパニオン端末」としてデビューした「Palm Phone」デジタルとの距離感の近さに警鐘を鳴らす製品として、そして「デジタル・ウェルビーイング」を浸透させる目的を持った端末としても注目されました。

「デジタル・ウェルビーイング」とは、デジタルデバイスによる心身の不調(スマホ中毒)からユーザーを解放し、むしろデジタルデバイスを使うことでユーザーが心も体も健康で幸せな状態になれるようにすることだと定義された言葉です。

「デジタル・ウェルビーイング」という言葉が生まれる前は「デジタル・デトックス」という同じくデジタル中毒から距離を置くための言葉が流行していました。
語感は似ていますが言葉の趣旨が少し違いますので、この「デジタル・デトックス」についても後ほど触れようと思います。

Palm Phoneはその「デジタル・ウェルビーイング」という文化を浸透させ、あらためて「デジタルとの距離感」を再定義する事をコンセプトに開発された「ちょっと変わった端末」でした。

Palm Phoneは海外市場にて発売後、国内市場にも投入されSIMフリー端末として発売されましたが、もともと普通のスマートフォンとは毛色が異なる製品だった為に賛否両論のレビューがつきました。

自身も上記の記事にてレビューをしたのですがPalm Phone自体のコンセプトを理解し、それに納得したうえでPalm Phoneの性能を受け入れる必要があり、普通のスマートフォンと安易に比較できない点や割り切られた性能をどう活かすか考えるのが楽しい端末でした。

レビュー記事を書いた後もメイン端末が壊れた時に使おうと「緊急用端末」として保管していたのですが、先月もう一つのカラーである「Palm Phone Gold」をつい衝動買いしてしまい、最初に購入した「Palm Phone」はコンパクト端末好きの知人へ譲り渡してしまいました。

というわけでつい衝動買いしてしまった「Palm Phone Gold」を使って「デジタル・ウェルビーイング」や「デジタル・デトックス」などの話題に触れながら「Palm Phone」をこの機会に再評価したいと思います。

デジタル・デトックスについて

そもそもデジタル・デトックスについては海外で発祥した言葉ではありますが、いつから叫ばれたのか明確にはわかりません。

しかし、スマートフォンをはじめとしたテクノロジー中毒に対する危機感は確かに存在し、それに対して「デトックス(解毒の意)」という強いイメージの言葉が用いられています。

ただ蓋を開けてみるとSNSの利用を控えたり、スマートフォンの利用を制限するなどいずれも自己管理の範疇を出ていません。
勿論、高額な料金を設定して電波の届かないような場所にわざわざ「山籠もり」させるような富裕層向けのサービスも結構ありますが。

これは個人的な解釈なのですが、全体的なイメージとしてデジタル・デトックスの場合、一方的にデジタル(所謂テクノロジー)を遠ざける、というように見えます。

テクノロジーによるメリットを享受しない代わりにデメリットも受け付けない、という感じでしょうか。

正直に言うと自分はこの考えにあまり賛同はできません。
そもそもこの考え自体がデジタルの存在意義を否定する事につながりかねず、この考えに心酔してしまうのは「アルミホイルの帽子(ティン・ホイルハット)」(ご興味のある方は検索して下さい)と同様にオカルト的な印象を抱かざるを得ないからです。

デジタル・ウェルビーイングについて

一方、「デジタル・デトックス」の流行の後に囁かれるようになったのが「デジタル・ウェルビーイング」という言葉です。

「デジタル・デトックス」がデジタルから離れて毒を抜くという強い言葉であるのに対し、「デジタル・ウェルビーイング」はデジタルとの距離を保ちつつデジタルをうまく利用する事でより幸福(注1)になろうという意味をあらわしています。

(注1):ウェルビーイング事態の定義が様々な分野に及び、正確な日本語訳が難解なため、身体的・精神的に良好である状態と訳す事もできるが、当記事では「幸福」という言葉に仮に統一するものとする。

勿論、デジタル中毒にも言及していてそれについては「デジタルにコントロールされてしまわないように」と警告したうえでデジタルのメリットを活用するためにデジタルとの距離感を大切にしようという考え方です。

近年の話ですが、GoogleがAndroid搭載端末へ「Digital Wellbeing」を主とした機能の搭載を義務付けたり、Google自身も関連したアプリをリリースしたというニュースなどは記憶に新しいですね。

人類が「簡単な算数を機械にやらせてみよう」と思い立って電子計算機を発明した時からデジタルとの付き合いが始まったのです。
そうでありながら「デトックス」などと一方的に遠ざけてデジタルを活用する事によって得られた技術や知見のさらなる発展を阻害するのは非常にもったいないと思うのです。

それならば、よりうまく活用する方法を工夫していくしかない…というの意味で言えば自分は「デジタル・ウェルビーイング」の考え方の方がしっくりくるのであります。

正直な事を言うと、デジタルが人類にとってここまで身近になってしまった今、今更突き放す事なんてできないし、ましてや排除しようなんて無理というものです。

なのでこれからは「デジタル・ウェルビーイング」が主軸となってデジタルとの付き合い方を模索する時代の流れは加速すると思います。
誰だってなりたくてデジタル中毒になってるわけではないと思いますし。

「Palm Phone」の再評価について

さて「デジタル・デトックス」と「デジタル・ウェルビーイング」というデジタルと距離を置く2つの考え方について触れたところで同じくデジタルとの距離感にフォーカスを当てて開発された「Palm Phone」をこの機会に改めて再評価したいと思います。

全体的なレビューについては前述した過去記事「-デジタルから主導権を取り戻せ!「Palm Phone」登場!-」を参照して頂ければと思います。

再評価ポイントといたしましては専用アクセサリーが登場したことによる端末の取り回しが向上していること、そして尖った使い方をすればするほど端末としての価値を感じる事ができるという点にフォーカスして書いていこうと思います。

mophie製バッテリーケース「Juice Pack」の登場

まずあらためて再評価の記事を書こうと思ったのはこの「バッテリーケース」の発売によってPalm Phone自体の評価が多少なりとも覆る可能性を感じたからでした。

発売元のmophie(モーフィー)社は様々な端末のバッテリーケースを製造・販売していますが、ついにPalm Phoneにも専用バッテリーケースが発売され代理店である株式会社FOXをはじめ、大手家電量販店で販売されています。

もともとのPalm Phoneのバッテリー容量が800mAhでこのバッテリーケースが900mAhなのでバッテリー容量が約2倍になります。

バッテリーケースを装着したまま充電も可能で充電すると最初にPalm Phone本体、次にバッテリーケースに充電される仕組み。
バッテリーケース自体がワイヤレス充電に対応するのも大きなメリットの一つです。

装着すると一回り大きくなりますが、保護ケースとしても機能するので1人2役をこなしてくれます。
背面のカメラ部分もしっかり段差をつけて保護できるのもポイント。

自身はモバイルバッテリーを持ち歩くことによって充電する機会には困らないのでバッテリー容量が800mAhなのはデメリットにはなりにくい…レビュー記事では書きましたが、この製品によってモバイルバッテリーよりスマートに充電できるので取り回しがさらに向上する事でしょう。

ちなみに自分は普段はPalm Phoneを裸で持ち歩き、バッテリーが少なくなったらバッテリーケースを装着するようにしています。
これで使い方に気を使う事が少なくなり、着信を受けたりSpotifyで音楽を聴いたりする事を躊躇しなくなりました。

正直、これがあるのとないのとではPalm Phoneの見方はだいぶ違ってくると思いますし、充電速度も申し分ないのでPalm Phoneを本気で活用するなら買い揃えるのもアリだと思います。

Palm Phoneでは通知を「受け取らない」

Palm Phoneには前述した「デジタル・ウェルビーイング」への取り組みを示す機能として画面がオフになっている間は通知を受け取らない「Life mode」(ライフ・モード)が搭載されています。

今回、再評価ポイントとして伝えたいのは「Life modeを解除しない事」です。

もともとこのPalm Phoneはメインのスマートフォンと電話番号を共有する「コンパニオン端末」として開発されたこともあり、Palm Phone単体で通知をわざわざ確認しているとバッテリー容量を消費しやすくなるのでいくらバッテリーケースがあったとしてもこの使い方では無駄になってしまいます。

なのでLife modeを解除せず、通知を常に受け取らないようにする事に徹底してしまいましょう。
どうせメインのスマートフォンはカバンなどに入っているのでしょうから通知の確認はメインのスマートフォンで行うようにした方が精神衛生上にもいいと思われます。

逆にPalm Phone自体をメインとして使う場合は、Life modeの設定で通知を受け取るアプリを厳選しましょう。
SNS等の「フォロー」「いいね!」「シェア」は不要不急の事項ですから通知を遮断電話の着信や仕事用のメールアドレスへの着信はLife mode起動中でも通知を受け取るようにするなど工夫する事でメインスマートフォンとしても十分活用できるでしょう。
また、アプリごとに背景を黒くする「ダークモード」を活用して画面の輝度を抑えるなどチョコチョコとした節約術と「後でもできる事は後でやる」という考え方がスマートフォンに「使われる」時間を減らす事に繋がります。

これこそが「デジタル・ウェルビーイング」の考え方の本質だと思いますけどね。

アプリ構成も「見せびらかし」を重視!

Palm Phoneの最大の特徴は何といっても手のひらに全体が収まってしまうコンパクトさです。

見た目の外観もiPhoneそっくりというツッコミは置いておくとしても黒いボディに高級感のあるラインが入ったデザインで軽さも相まって専用のストラップケースで首や手首からも提げられる等、「見せびらかし」のステータスが異常に高いのです。

なのでメインのスマートフォンと同じアプリをインストールするのではなく、「見せびらかし」を前提としたアプリをインストールしましょう。

特に端末本体を直接見せたりする事の多い「電子決済・支払アプリ」や「会員アプリ」は特におススメです。
メインのスマートフォンにアプリをたくさんインストールしているとこれらのアプリは探し出して起動するのが一苦労ですし、SNSやゲームアプリはメインのスマートフォンで、支払いや買い物の時は首からも提げられるPalm Phoneで、という風に役割分担すれば大いに活躍させることができるでしょう。

最近はキャッシュレス決裁を導入している店舗が非常に多いので使い所に困らないはずです。
自分はスターバックスコーヒーなどでよく利用していますが、必ずと言っていいほどビックリされます。
ぜひ、キレイなオネーサンやイケメンのオニーサンに見せびらかしましょう!

再評価の総評

今回、Palm Phoneの再評価について言及しましたが「デジタル・ウェルビーイング」「デジタル・デトックス」という言葉について調べれば調べるほどPalm Phoneの特殊性というか「通常のスマートデバイスとは異なる立ち位置」というのが見えてくる気がしました。

「デジタル・ウェルビーイング」も「デジタル・デトックス」も個人的な意見としては「一つのデジタル・デバイスに過度に依存しすぎない事」がゴールであって、そういった「適切な時間と頻度で適切にデジタル機器を使いこなす」使い方としてPalm Phoneは一つの解を示していると言えるでしょう。

スマートフォンが振動して通知が来るたびにポケットからスマートフォンを出して通知に導かれるままにタイムラインを眺め、不要不急の反応やアクションを行い続け、いつの間にかとんでもない時間が経ち、やりたかった事も出来ていないまま時間だけが過ぎていく…という悪循環をどう断ち切るか。

全体的な再評価としても複数のデバイスによる連携で全体的に依存度を軽減させていくことでPalm Phoneの性能や良さを活かしつつ、「デジタル・ウェルビーイング」で言及されている「適切に使いこなす」メリットを最大限享受する為の端末の選択肢として優秀な部類という評価ができそうです。

勿論、バッテリーケースをはじめ周辺機器が充実したことによって普段使いとしても耐えうる環境になった点も大きく貢献するでしょう。

「適切に使いこなす」事の重要性

以上、「デジタル・ウェルビーイング」「デジタル・デトックス」の2つの言葉についての考察とPalm Phoneの再評価を個人的な範囲で行わせていただきました。

これからはデジタルとの付き合い方も「デジタルに依存する」という見方から「デジタルを適切に使いこなす」という方向性に変わっていくのだと思います。

つまりは「受動的なままにデジタルにコントロールされる」という立ち位置から「必要に応じて積極的にデジタルをコントロールする」という風に変えていかなければならない、という事です。

スマートフォンに表示される通知を見てSNSやウェブをチェックするのと自身で調べたい事や検索ワードを連想して目的の情報があるサイトを探し出したりする事は全くの別物です。

「デジタル・ウェルビーイング」というのは如何に自分からアクションを起こしてデジタルを利用できるかという部分に重きが置かれていて「スマートフォンに操作される」という状態の一種の依存からの克服を目指しているとも取れます。

なぜなら「デジタルを適切に使う」という事の一例をあげるとすれば、書類や資料を作成しようと思えば、拡張性や視認性の高いPCを使おうとしSNSで洪水のように流れ続けるタイムラインを読まされるのではなくフォローの過程で取捨選択したアカウントから構成されたタイムラインで情報をチェックし、「おすすめのページ」だけを巡回するウェブブラウジングをやめて気になった単語や言葉をメモして検索して意味を調べたりトレンドを把握する等、例を挙げれば挙げるほど「能動的なアクション」に限られてくるからです。

適切に「やりたい」事に応じてデバイスを自在に切り替えたり、自分から情報を取りに行く、他所からの情報を鵜呑みにしないといった「受動的に情報を受け取る姿勢を取らない」つまり「能動的にデジタルを活用する意識」を習慣づける事によって「デジタルを活用するメリット」を最大限享受できるようにするというのが「デジタル・ウェルビーイング」の真のゴールである事は確かであり、Palm Phoneはその提案の一つとして再評価できるのではないでしょうか。

自分としてもPalm Phoneに役割を与えるようにしてこれからの「デジタル・ウェルビーイング時代」を生き抜く為にどんどん活躍させたいと思います。

参考

【今こそ再評価されるべき小型スマートフォン】

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