-FOXがしなければならなかったこと- -②-

      2017/02/08

-全てに対して予測が甘いという他ない。-

前回の続きとなります。

前回の記事では、事業自体の大きさの予測を見誤ったことと、
ユーザーに対しての姿勢を間違えてしまった事を提言しました。

結局のところ、大人数ならまだしも、端末の販売という大きく長いスパンで
収益率を見る事業を少人数の会社で1事業部門規模でやろうとした事が
そもそもの間違いでした。
スピードと集中して業務とノウハウを蓄積する必要がある場合は、
長期的な収益を見込んで100%子会社化し、
専任の責任者と人材を採用して取り組むべきでした。

そしてさらに「最初のファンになり得るユーザー」を
取り込む戦略ができていませんでした。
フォーラムを解放し、ユーザーとユーザーが互いにソリューションと
なり得る環境構築に見事に失敗してしまったと自分は考えています。

今回は、それに付して「サービス面」での綻びを指摘したいと思います。

補足:この記事には「株式会社FOX」を誹謗・中傷する意図はありません。

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保証制度なんてやるもんじゃない

まず、大きな綻びがこれです。
確かに、一考してみれば、端末を販売する上で、
「保証がないと不安だろうなぁ」と考える経緯は十分理解できます。
しかし、保証というものは既存ユーザーを繫ぎ止める為にあるもので、
新規のユーザーを獲得しようとしてやるものではありません。

ここは潔く、保証メーカー保証のみ1年のみ、
修理はメーカー修理になり、その受付代理はやります。
修理代金の請求において受付代理のマージンは頂きません。
とする方がよっぽど立派に見えるでしょう。

なぜなら「保証制度」というものは他事業の収益頼り
もしくはこの製品販売の時点で保証対応によるキャッシュアウトも
想定して製品の販売価格を決めていないとできません。
つまり、投資した金額は余裕で回収でき、
それ以上のキャッシュインが望めるようになって考えるものです。

それを資本金が頼りない会社が初めても対応が追いつかなくなって
十分なサービスが提供できなくなり、逆に信用を失います。
これは自転車操業の小売店がサービスの為に24時間営業するのと同じです。

保証に関しては、「やればやるほど儲からない」仕組みになってしまってます。

Privのリリースタイミングを見誤った

極めつけはこれですね。
「Blackberry Priv」自体は「Android OS」を採用しているので、
今までの「Blackberry」シリーズより
遥かにユーザーの採用ハードルは低いはずです。

海外での「Priv」の発売は2015年11月でした。
それに対して日本国内対応周波数バンド19を付加させたとはいえ、
FOXでのリリースは「2016年3月」と5ヶ月も掛かっています。

おそらく発売してから交渉をしたのでしょう。
いまどきのスピード感ではちょっとありえません。

PrivとFOXはどうすれば喜ばれたか

そもそも、「Blackberry Priv」とはいえ、
それを購入するユーザー層は普段から「格安SIM」や
「SIMフリー端末」などをはじめ、昨今の通信業界の動向に対して、
「自分から情報を探しにいける人」です。
そういうユーザー層は得てして情報の更新が早いです。

そしてその中でもFOXが購買層としてターゲットにすべきなのは、
その中でも「個人輸入などに抵抗がある人」なのです。

そういうユーザー層が
「FOXだったら個人輸入より安心」という信用を持って
購入しようとするわけです。
そのユーザーを獲得しようと考えたら、
いち早くアプローチするために、発売前から交渉し、
目標をあえて高くするなら、海外と同時発売で
なんとか間に合わせようと考えるべきでしょう。

しかし、これだけ対応が遅かっただけに、
そういったユーザーがヤフオクやAmazonに蔓延る
「利鞘の狂った並行輸入品」に
涙を飲んで、大金をはたいたに違いありません。
目の前でユーザーを奪われる愚策中の愚策です。

まとめ

今回の指摘をまとめると、
「保証制度は最低限のものにすべき」ということと、
「ユーザーの分析と先見性の致命的欠如」です。

最初から「利益にならないかもな…」という思いは
もしかしたらあったかもわからないですが、
この「Blackberry」というテーマを選んだからには、
「どうにかして利益にして、盛り上げていこう!」という
気概に変えて欲しかったですね。

まだ引っ張ります。
次回は「FOXがやったら面白いこと」を超短文で
とにかく数を上げて記事にしていきます。
実現性はともかくとして、自分としても
「Blackberryというブランドを盛り上げたい」一人ですので、
こういった面白い取り組みが少しでもやろうとする
人が増えていけばいいですね。

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