ーバックパックより気軽に、すぐお出かけできる最適な”相棒”を。ー
皆さん、こんにちは。
3月に入りまして布団から出られなくなることも減り、日中は暖かくなることも増えた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
今はコロナウイルスの影響でなかなか気軽にお出かけできる雰囲気やテンションではないのは重々承知の上なのですが、春の陽気が来ていてここまで暖かいとどうしてもちょっと車を出してみたり、電車に飛び乗ってちょっとお出かけしたい気分になるものではないでしょうか。
かくいう自分はお出かけの際は両手が自由になるバックパック派なのですが、ついついバックパックの容量に任せて「いろいろ詰めてしまう癖」があってバックパックに端末やらアクセサリーやカメラ、いろいろ詰めてしまうと気合を入れて「さぁ、出かけるぞ!」というテンションに自分で己を昂らせないと逆に「出かけるのが急に億劫になる」というしょうもない状態になってしまう事に悩んでいました。
つまり「ちょっとフラッと出かけてくる」という事に対してついついバックパックを持ち出してしまう事から自分からハードルを上げてしまっている自分がいたのです。
いつもはバックパックに収まりそうな小物入れや複数台運用しているスマートフォンの入れ物ばかり探している自分ですが、今回は「ちょっとしたお出かけに使えそうなバッグ」を探す事にしました。
一週間ほどいくつかのお店やオンラインストアなどで目星をつけていたのですが、以前バックパックを購入してレビュー記事を書いたことのあるデンマークのブランド「RAINS」(レインズ)から「Flight Bag」(フライトバッグ)なる商品が発売されているのを発見いたしまして衝動買いしてしまいましたので今回この「RAINS Flight Bag」(レインズ フライトバッグ)のレビューをしたいと思います。
前回レビューしたRAINSの「Back Pack mini」やRAINSのブランドそのものについては下記記事をご覧ください。
RAINSお馴染みの単一素材とシンプルな見た目
以前RAINSのバックパック「Backpack mini」をレビューした際の記事をご覧になった方はお分かりになると思いますが、この「Flight Bag」もそのバックパックと同じ素材でできております。
その為、雨や水滴がついた際の撥水性はお墨付きで、ロック機構も「Backpack mini」と共通しています。
第一印象としてはかなりコンパクトで同じような容量のミニバッグ的なものと比較しても作りは丈夫な方に見えます。
シンプルな作りながらショルダータイプのミニバッグは女性向けなイメージが先行しますが、材質のせいか意外とガッシリとした感じも受けますので男性向けとしても十分使えるでしょう。
ショルダーベルトは太目、使わない時は収納可能
この「Flight Bag」のショルダーベルトは他社のミニバッグと比較しても太目なので、肩部の一点に負担が集中せず疲れにくくなっています。
ベルトの素材も柔らかく曲げやすくなっており、またベルトの幅がバッグ本体のマチと同じくらいなので使わない時はバッグにベルトを収納してしまえば綺麗にしまう事もできます。
ポケットは最低限。入れ方は工夫しよう
続いて内部構造ですが前回レビューした「Backpack mini」と共通してシンプルな構造となっております。
内部ポケットは一つだけで、ジッパーもありません。
良く言えばシンプルでミニマリズムを感じる割り切り方をしている、悪く言えば役割不足と評価できそうですが「ちょっとしたお出かけ」にフォーカスした製品でありRAINSの製品は容量重視のデザインではないものが殆どですのでそこは理解する必要があるでしょう。
シンプルな見た目をどう活かすかを考えよう
この「Flight Bag」に限らず、RAINSの製品は殆どが「シンプルな見た目と最低限の機能性」を特徴とするものばかりです。
通常のバックパックにみられるような「様々な用途に適応したポケット」や「長時間背負える快適性」などの特徴がないため、バックパックの本来の役割を意識した使い方は正直期待できません。
重要なのはRAINSの製品特有の「シンプルなデザイン」と「限られた容量」をどう活かすかでRAINSは良い製品にも悪い製品にもなりえると思います。
勿論、このRAINSの製品を見て通常のバックパックと同じように使おうという人はなかなかいないと思いますが本来のカテゴリーではデメリットである点を「どうやったらメリットに変えられるか」を試行錯誤するのも楽しいかもしれません。
次は、写真だとなかなかわかりづらい「Flight Bag」の容量について私物を容量ギリギリまで詰め込んでみましたので、ご検討している方がいましたらこの写真を見て容量を推察して頂ければよろしいかと思います。
「Flight Bag」に一体どれくらい入る?
さて今回購入したRAINSの「Flight Bag」の外観をあらかたレビューしたところで、次は気になる容量の検証をしてみる事にしましょう。
まずは入口の大きさですが、前回小物入れとして使用するために購入したBlackberry Playbook用「Leather Envelope Case」がちょうどよくすっぽり入る大きさです。
勿論マチ部分があるのでまだまだ余裕はありますが、このケースが入るので7インチ相当のタブレットはこの「Flight Bag」で持ち運び可能という事になりますね。
「Unihertz Titan」も入る。サブ端末の持ち歩きにも最適。
勿論、端末を持ち運ぶ用途にも問題ありません。
自分の運用する端末の中でも最大の大きさと重さを誇る「Unihertz Titan」も放り込める余裕があります。
そのまま放り込んでもいいのですが、端末を入れられるちょっとしたポーチ等に収納してこの「Flight Bag」に入れれば、他の所持品を傷つけてしまう事もないのでメイン端末にしていて常に操作したいワケでなければ、そうする方が望ましいと思います。
勿論、何台も端末を保管したり持ち運ぶ用途には向いていませんのでメイン端末とは別にカメラ用の端末を入れて置いたり、一眼レフやミラーレスカメラ以外のデジタルカメラなどを入れるくらいがちょうどいいかもしれません。
限界はどれくらい?詰めるだけ詰めてみた
では、容量の限界に挑戦してみましょう。
見出しの写真は自分の身の回りにあるものを手当たり次第にかき集め、ギリギリロックが閉まるくらいまで詰め込んだものです。
不思議と写真ではギチギチに詰め込んでいるように見えないのですが、これも一種のメリットかもしれません。
実際にはここまでしないにしても手当たり次第に詰め込んだ感想としては「意外と入る」というのが正直なところです。
さぁ、このギチギチの「Flight Bag」に何を詰め込んだかというと…
これだけ詰め込んでおりました。
- 長財布(結構膨らんでます)
- Blackberry KEY2(メイン端末)
- Unihertz Titan(サブ端末)
- Blackberry Porsche Design P'9983(Q10用ケース付)
- パイオニア製有線イヤホン「SE-CH9T」(イヤーフック付)
- ibasso Audio製ポータブルアンプ「DC-02」
- Blackberry Playbook用「Leather Envelope Case」
これは手当たり次第に詰め込んだだけなので実際にこの量の端末やモノを入れるかどうかはともかくとして、これだけ詰められるという事は工夫すればもっと色々詰め込めそうで小さい割には侮れないポテンシャルを感じました。
メインの端末とカメラ用の端末だけ持ち歩き、貴重品のみで余裕を持たせるもよし。
最近増えてきている「チョイ飲み型のタンブラーや水筒」等を入れてゴハンは現地調達で行く「お手軽ピクニック」的な使い方も良さそう。
小さいなら小さいなりに可能性を最大限活かして使っていけそうですね。
「今日は何を持っていこう」と考えるのが楽しい逸品
今回はRAINSのミニバッグ「Flight Bag」を購入し、レビューさせていただきました。
ちょっとした雨にも耐えられるし服に合わせやすいシンプルな素材とデザインだけが特徴なのではなく、この「限られた容量」をどう使うか考えるのが楽しい製品だと思います。
機能性ばかりが重要視されがちなバックパックの世界ですが、出かける時だけでなく出かける前の準備段階で「このバッグに何を入れるか」を考える時間を楽しめる面白い特徴を持っている良い意味での「クセモノ」でもあると言えるでしょう。
この「Flight Bag」は外出というイベントにおいて最も楽しい瞬間である「遠足の前日」気分をいつまでも味わえる逸品となっておりますので、皆さんもミニバッグで「お出かけ」をより一層楽しめるようにしてみませんか。
参考
【お出かけに「ちょうどいい」がここにある】