-BACK DOOR's Diary- -November 2019-

      2019/12/02

ーニッチなモノほど”このやり方”がいい。ー

皆さん、こんにちは。

2019年11月度の月末雑記帳をお送りいたします。
すっかり寒くなりもう周りは年末ムードですね。

今回の雑記帳は今までの気難しいつまらないテーマから一転して「クラウドファンディング」の話をしたいと思います。

Twitterでもちょこちょこ呟いていますが、夏の終わりあたりに初めてクラウドファンディングのプロジェクトのバッカーになったんですよ。

今までクラウドファンディングというと覗いてみても海外のプロジェクトが多くて出資したとしても手に入るのが半年後とか、そもそも達成できるかどうかが不確実性という点などでデメリット寄りのイメージを描いていました。

でも「自分の欲しいものは待っていても出ない」ワケでして、ダメ元と自分に言い聞かせながらも少額で済むような奴を「Kickstarter」で探していたんですよ。

そこで発見したのが「Unihertz社」の「Unihertz Titan」です。

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ほぼ幻に近い「物理キー付き端末」に飛びついた

Unihertz社と言えば、コンパクトスマートフォン「Jelly Pro」やタフネスコンパクトの「Atom」で一部の層には名前が知られている中国に拠点を置くメーカーです。

今回そのUnihertz社が物理キー付き端末の開発を開始したというニュースを知ってはいましたが、正直どこまで信じてよいか分からず、静観していました。

実際にコンセプト画像が発表されるにつれて興味が湧いてきた、というのが正直な所ですね。
それまでは現状メイン端末として使っている「Blackberry KEY2」で「物理キー端末のニーズ」というのは事足りている自分にとって「Blackberry以外の物理キー端末を手にする必要が本当にあるか」という所に本当に悩みました。

それと同時にここまでの時点で「Blackberry(あるいはTCL)が新しい物理キー端末を開発している動きが全く見られない事」に不安を募らせていた、というのも事実です。

それも手伝って「Blackberryが物理キー端末を作らなくなってしまったら…?」という危機感をどうにか解消しなくてはならないとばかりに、クラウドファンディングとして実績があり投資額も比較的安価な事から今回「Unihertz Titan」に飛びついた…というわけです。

クラウドファンディングはニーズを図る「ものさし」

そもそもUnihertz社が何の考えもなしに物理キー端末の「Titan」を開発しようと思うとは考えられません。
今まで「Jerry Pro」や「Atom」といったコンパクトな端末を開発してきた経緯を考えればなおさらです。

しかし、今のスマートフォンの現況を考えてみればコンパクトな端末だって市場全体の流行からすれば「ニッチ」です。

「クラウドファンディング」はその仕組み故「ニーズの可視化がある程度容易」という特徴があります。
開発したい、リリースしたい製品が投入したい市場の流行からかけ離れていればいるほどその製品は「ニッチ」向けに傾きます。

そんな「ニッチ向けの製品」が開発して販売したとしても投資費用を回収できるかどうかわからない。
わかっていて「ニッチな人々に提供する」ものですからビジネスの規模としては限られたものになります。

ただ、限られた市場の更に限られた層に提供されるものほど、規模の予測はしやすくなるのも事実です。

それを手助けするのがバッカーとして支援するという形でニーズの可視化を容易にした「クラウドファンディング」なのです。
つまりUnihertz社は過去の実績から「Titan」も「ニッチな製品」として成功させるべく「クラウドファンディング」を「ニーズを可視化させるものさし」としてうまく活用したと言えるでしょう。

Blackberryも考えれば考えるほど「ニッチ」

同じ物理キー付き端末を開発してきたBlackberry社がリリースしてきた端末も「ニッチなもののひとつ」です。

自分だけではないでしょうが、もはや時代の流れでBlackberry端末が「ニッチな製品である事」は逆立ちしてみても変わらない事実だと考えています。

もはや大量生産による端末の製造コストを下げるやり方は「ニッチな製品」でははるかに難しい事です。
没個性なAndroid端末の墓場はそうしたやり方で作られた端末の亡骸であふれています。

Blackberry社のお家芸である「セキュリティ」の面もスマートフォンの市場では「さほど重要視されていない事」が明らかになってきました。
セキュリティの手厚さでさえももはや「ニッチなモノ」とされてしまうのです。

大量生産によって下げられた端末の製造コストは生産された端末をより多く出荷、販売する事と販売された端末に内包された付帯サービスやアプリ等のサブスクリプションビジネスによってはじめてペイされます。

そして、Blackberry社はその両方に対して市場に受けのいい要素を持ち合わせていません。

つまりBlackberry端末は「考えれば考えるほどニッチ」と言えるのではないでしょうか。

戦う場所を変える事はおそらく必要だと思う

ですのでBlackberry社(またはTCL)にはニッチな端末を世に放つ際に、大量生産大量販売モデルの幻想に拘る事をできるだけやめて頂きたい次第であります。

このまま血で血を拭う戦い方はやめて、ブルーオーシャンではないですけど戦う場所を変える事で生き残れる事は多くの事例が証明しており、現に大手がそういう戦略を取る事は昨今さして珍しい事ではないと思います。

その点、Unihertzは自分がニッチであると自覚していて確実に実績を積み上げる為にクラウドファンディングを戦場に選んでいるのですから賢い…いや「したたか」なのであります。

色んなニュース記事とかを見ていると「また携帯事業に戻りたい」みたいな事おっしゃっているようですが、それならなおさら「がむしゃら」にならないとそろそろ本気でヤバいんじゃないの…という危機感を煽る意見を述べて今月の月末雑記帳を終わりたいと思います。

来月は年末という事もあり、またおそらく「Unihertz Titan」のレビュー記事やらも投稿できると思いますので次回の雑記帳は「物欲系」あたりを攻めようと思います。

参考

では、そろそろ手に入りそうな雰囲気の「Unihertz Titan」を見せびらかす為の脇役たちを揃える仕事に取り掛かりましょうか…。

【Unihertz Titanに備えて…】

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