-BACK DOOR's Diary- -September 2019-

      2019/11/20

-座右の銘は作っておいて損はない。-

皆さん、こんにちは。

9月度の月末雑記帳をお届けいたします。
最近、月末雑記帳の公開が遅れていますが、月末雑記帳用に起こした原稿が軒並み自動公開の際に文字化けして飛んでしまい、ほぼ書き直して公開しているため、修正が終了したものから随時アップしております。

さて、今回の月末雑記帳のテーマは「座右の銘」です。

皆さんの周りでも自己紹介などで「座右の銘」というものを聞いたことはありませんか?
今回はこの「座右の銘」というものについて考えていきたいと思います。

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「座右の銘」とは?

まず皆さんは「座右の銘」と聞いて何を思い浮かべますか?
聞いたことはあるけれども、意味や成り立ちまでは良くわからない…という方も多いのではないでしょうか。

そもそも歴史的な意味から調べると「古人が席の右側に置いて自らの言行を戒める言葉」という事なのですが、時代が進むにつれ人々はそれを傍らに置いて自らを激励したり、戒めたりする格言という意味に変わったようです。

また「座右の銘」という言葉を分解すると「座右」は自分の右側を指し、「銘」とは自分自身の戒めや他人を賞賛する目的で刻んだ文体の一種となります。

単語ごとの意味から調べるとこうなりますが、なぜ「座右」…つまり「自分の右側」なのでしょうか。

「座右」についてちょっと考察

ちょっと検索すると「国を統治したりする皇帝は信頼できる補佐役を右手側に置いた」と出てくるのですが、ちょっと待って。

古来史や日本史の知識がある方ならご存知でしょうが、歴史において皇帝や天皇といった統治者を補佐する役目として「右大臣」「左大臣」というような右左に関わる役職が出てくるのですが、本来歴史においては右大臣より左大臣の方が偉い、つまり優秀な補佐役であるはずなのです。

そして右大臣、左大臣を決めるのは統治者なので統治者から見て左側が左大臣、右側が右大臣でなければならず「最も信頼できる補佐役」というと左側に置くという表現が正しいはず。

でも、そうなると一番最初の「最も信頼できる補佐役を右側に置いた」という説明と食い違ってきてしまいます。
これはどう解釈するのが正しいのでしょうか。

「座右の銘」は臣下視点の言葉

自分はこう考える事にしました。

統治者は常に重要な判断をしなければならない時に最も優秀な補佐役である左手側の「左大臣」の意見を聞きます。
意見を具申する臣下はそれを見て(統治者の向かいに居るので)「なるほど、常に信頼できて時には自分を戒めてくれる臣を右においていらっしゃる(臣下から見て)」となり、「座右の銘」という言葉を残したのではないでしょうか。

そしてそれが言葉の意味として「偉大な統治者にならい、信頼・尊敬できる人物の言葉を常に意識する事で自身の言動を改めよう」という形になったのではないか…と個人的に解釈しました。

つまり「座右の銘」とはどこかの偉い人が急に言い出したりしたわけではなく、ごくごく一般的な教養の部類から派生した言葉と言ってよいのでしょう。

さて、そんな「座右の銘」についてですが自分はこんな意見を持っています。

「座右の銘」は有るに越した事はない

座右の銘というものは「自信を律する為に常に心に留め置いておく言葉」の事。

確かに気にする人はそこまでいなさそうではありますが、食事会やビジネスの場での自己紹介など、実は活躍の場は結構あったりする…という事は知っておいた方がいいかもしれません。

勿論、何が何でも決めておけという事ではありませんが、如何に「何故あった方が良いか」を自分なりに述べます。

その人の人となり、第一印象を固められる

初対面の挨拶にしろ、自己紹介にしろビジネスにおいても第一印象は非常に重要な要素です。

これから関係を深めようという時に第一印象が悪くては進むものも進みません。

その際に挨拶された人が「こんな人どこにでもいるよね」と第一印象の反応が薄い時、この「座右の銘」があるのとないのとではかなり違う事があります。

例えば、パッと見て「どこにでもいそうな人だ」という見た目の人がいたとしましょう。
その人から自己紹介を受けた時「ちなみに私の座右の銘は”石の上にも3年”です」と言われればどうでしょうか。

ただ「どこにでもいそうな人」という印象が「なるほど、とても我慢強い人なんだな」という風にパッと変わりませんか?
つまり「座右の銘」を持っておく事で、明確な印象を相手に与える事ができるのです。

座右の銘は基本的に「何でもいい」

では「座右の銘」として立派な言葉を考えておかなければ…となるのですが「座右の銘」というものは基本的に何でもいいです。

主に諺(ことわざ)であったり、四字熟語がポピュラーですが、小説等の言い回しや格言、なんだったらアニメのセリフでもいいのです。

また「座右の銘」としてよく出てくる名言は意味を理解したりするのに知識が要求されるものでもありますから、目上の人間や社会的地位の高い人に対しては印象が良いかもしれません。

さすがに「焼肉定食」のようネタ的な四字熟語やネガティブな印象を与えやすいセリフ、勘違いされやすい言い回し、ブラックジョークは「座右の銘」としてはふさわしくありませんので、注意しましょう。

「座右の銘」をうまく使って自分の考え方を伝えよう

また、「座右の銘」は自分の考え方を伝える為にも使えます。

自分の考え方に合った「座右の銘」を考えておくだけで相手に「自分はどういう思考をしてどういう意見を導き出すか」を簡潔に伝える事もできるでしょう。

例えば座右の銘が「急がば回れ」「灯台下暗し」という人だったら効率よりも慎重さを重視するんだろうな、というイメージが湧くし、「兵は拙速を尊ぶ」なら多少不利な状況でも素早い行動を重視する人なんだな、といった印象を想像する事ができます。

このように口頭ではなかなか説明しづらい「考え方や性格」といった事も「座右の銘」を使ってコミュニケーションを助ける事ができるのです。

自分が20代の頃はやはり会社などビジネスの現場では自分の意見や考え方がなかなか尊重されないものでした。
なかなか認められないながらも自分の考え方や意見を表明しておきたい時や営業まわりの挨拶など自分の印象を良く見せたい時などは「座右の銘」が役に立つのではないかと考えています。

なのでそれが常識だとかマナーだというつもりはありませんが、「備えあれば憂いなし」というように「考えておいて損はない」と思いますよ。

ちなみに自分の「座右の銘」は「柔よく剛を制す」です。
常に柔軟な考え方をするようにして頑固にならない、様々な意見や知識を取り入れていきたいと思っています。

参考

【座右の銘はその人の可能性を広げます】

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