-BACK DOOR's Diary- -July 2018-

      2019/11/07

 

-テレビは見る人が見方を変えれば、変わらざるを得ない。-

皆さん、こんにちは。

なんとか4回目に突入した「月末雑記帳」も無事、3日坊主を乗り切った事で、これでカテゴリまで作った意味があるというものです。
さて、今回の内容ですが、自分は雑記帳系のネタを「Evernote」に書いていたりするのでそこから何点かお出ししようと思います。

7月31日にはインド市場でもリリースが始まる「Blackberry KEY2」ですが、そろそろ日本版が動いてはくれないものでしょうか。
その辺の動向も気になる今日この頃です。

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医療保険は「リスクの少ない人」にもっと耳を傾けよう

自分は医療保険と生命保険には入っていません。
(自動車保険と自転車保険は入ってます)

朝は5時半頃起床するので、よく朝食がてら「モーニングサテライト」を観るのですが、医療保険のコマーシャルが良く流れます。
そこで「健康で居続けると保険料が安くなります!」と声高にアピールしているのですが、

当たり前だろ、何を今さら。

我々は、リスクの中で生きており、我々の生活は常にリスクにまみれています。

医療保険というからにはいざという時に医療費の一部なりを負担してもらえる保険なのですから、保険会社側としては「加入者にはリスクが少ない人の方がいい」ワケです。

病院にお世話になる機会や確率が少ない人に加入してもらって、長く保険料を支払ってくれるのが「一番儲かる」からです。

医療保険に限った話ではないですが、加入申請時に審査がありますよね。
大きな病気をした事があったり、手術の回数が多い人とか入退院を繰り返す人は断られてしまう事もあります。

それは保険会社側としても来る者拒まずで問答無用で加入させていたら、病気がちの人にバカスカ保険金を出してしまう事になり、ビジネスとして成り立たなくなってしまうので、これは保険会社のリスクヘッジです。

でも、加入者側である自分達も病気になるのは嫌だし、病気のせいで仕事ができなくなったりするのは怖いので、できるだけ健康でいようとします。
だから上記の保険は革新的なサービスでもなんでもなく、加入側もリスクヘッジしている事を勘案しただけの事なのです。

それに、これは自分個人の意見ですが、加入者を増やしたいのであれば、もっと勘案すべきだと思います。

  • アルコールを殆ど飲まない(健康診断で注意されたことない)なら割引。
  • タバコを吸っていない(さらに、家族に喫煙者がいない)なら割引。
  • 週に2回以上運動している(スポーツジムと提携して、ジムに通っている)なら割引。
  • 体組成計デジタルデバイスから自分の健康情報を提供すると大幅割引。

保険金の増額でもいいかもしれません。ビジネス的にはこっちかも。

今の世の中は健康意識は高まっている傾向にあるので、保険会社も相当戦略を変えていかないと加入者は増えないし、タバコスパスパ吸ったり、酒を流し込まないと精神を保っていられない人ばかりが加入者になってだんだん儲からなくなりますよ。

少なくとも、タバコとアルコールは検証や記録が比較的容易みたいなので、健康を維持しようとする人は「自らリスクヘッジできる人」として同じサービスでも優遇されるような仕組みになるといいのではないかと思います。

テレビは高齢者のメディアと言われるけれど…

今の世の中、「テレビはもはや老人のメディアだ」なんて意識の高い人たちは口をそろえて言いますけど、一日中一方的に流される情報を受動的に吸収したり、ほかの情報源と比較検討できないのが危ないのであって、「テレビを見る事」自体が悪い事ではありません。
むしろ、「テレビはもう古いメディアなので捨てました」とか言っている人ほど、言動が世間ズレしている確率が高いですしね。
(テレビというデバイス自体が自身の生活スタイルに合わないという理由であれば、この限りではない)

かくいう自分はテレビは決まった番組しか観ないタイプです。
お笑い番組とかは全くと言っていいほど観ていなくて、自分の興味を喚起させる内容のものを選んで観ている感じ。
だから観る番組でも「観る時と観ない時」があって、録画機器は持っていません。

その中でも今回「比較的よく観ている」番組を書いてみたいと思います。

林先生が驚く 初耳学 (MBS)

まずはTBS系列の「林先生が驚く 初耳学」という番組です。

大半のコーナーは「全く面白くない」のですが、林先生が言ってる言葉がいちいち膝を打つレベルである事と、林先生が「知ってた」を押したときの説明の仕方が凄く為になるので、観れる時は観てます。

基本的に内容として「林先生が喋っている時間」以外は只のバラエティ番組なので、真面目に観てほしいのは林先生が話している時間だけなのですが、林先生が初耳かどうかを問われる内容が「基本的に答えが先に来てその理由を説明できるかどうか」なので、「これってな~んだ?」的な単純なクイズではないわけです。

だから番組を見ながら、林先生が「知ってた」を押して理由を説明する前に手元のスマートフォンで真っ先に理由や参考となる文献や資料を探そうとするとこれが「結構面白い」んですよね。

これをやっているとネットの中を探る力の初歩的なトレーニングにもなりそうな可能性を秘めています。
瞬時に与えられた課題に対して「それが自分の頭の中にある既知の知識でカバーできない場合、外部からふさわしい知識を持ってくる」というなかなか濃い時間を過ごせる可能性があるわけです。
内容によっては「ネットリテラシー能力の基礎」くらいはつけられると思いますよ。

ガイアの夜明け・カンブリア宮殿・未来世紀ジパング (テレビ東京)

次は皆さんご存知の「テレ東日経スペシャル3兄弟」です。

これらの番組は基本的に「企業そのもの」や「人」に密着して取材するような形式で進む構成になっています。
これらの番組の面白い所は、番組で取り上げる企業や人が運営する事業が「どのようにしてできて」「誰に対して」「どうやって」「何を売るのか(何を提供するのか)」をわかりやすく説明している所です。

時にはうまくぼかされることもありますが、ここで取り上げられる企業や人が運営する事業はきちんと「顧客が見えていて」、それに携わる人の口からは「自分の会社が取り扱う商品やサービスがなぜ受け入れられているか」がわかっているので、「なるほど、強い」と思わせてくれるわけです。

こういう考え方や「自分の所属する組織や会社が製造・提供する製品やサービスを把握する事」の大切さを教えてくれるので、ビジネスをする人間だけでなく、会社組織に所属する人全員に最低限必要な考え方がこれらの番組を観る事で、醸成されるのではないかと思います。

クローズアップ現代+ (NHK)

最後はNHKの番組「クローズアップ現代+(プラス)」です。

数年前に「やらせ疑惑」で番組継続が危ぶまれましたが、現代社会が抱える課題をかなり突っ込んで放映するので興味のある話題の時は観ます。
月曜日から木曜日まで毎日やっているので、民放の薄っぺらい社会問題報道系よりも内容は濃いです。

最近はインターネット系の話題の時は大体観ていると思います。
内容としては「近年膨らみつつある社会問題を把握しているか」という論点で放映されており、解決法の提示はあまりありません。

そもそも解決法が見つからない、もしくは今行われている解決法では効率が悪いから「社会問題」になるのであって、世の中にはまだまだ表面化していない社会問題があります。

例えば、自分で事業を起こそうと考えた時、それを長く、そして社会的意義を持って取り組むとしたら起こす事業は「現代が抱える社会問題」を解決するための事業が一番良いです。
なぜなら、公的機関との連携もできるし、仮にCSRを意識するとしても、別事業で植林とか寄付とかしなくてもメイン事業を存続させ続けていれば、それが社会貢献となる。

まぁ、本来事業とは金儲けの為だけにやるのではなくて何かしら意義と信念を持ってやる必要があります。
でもこの世の中に存在し、埋もれている「社会問題」を全て把握するのは困難です。

そういった時に、「今の社会はどのような問題を抱えているのだろう?」と思い立った時、この番組を見る事で、自分の視野が広がるかもしれません。

テレビ朝日版「ハゲタカ」について思う事

自分はかつて2004年に元新聞記者である真山仁氏によって小説として出版され、NHKによってドラマ化された「ハゲタカ」という作品が大好きです。

外資の投資ファンドと日本の銀行、そして企業買収がテーマの企業ドラマなのですが、今年の7月中旬からテレビ朝日で再ドラマ化しております。
ネットでも評価が分かれているのですが、主にNHK版を見たことのある人とない人、NHK版の主演を務めた俳優「大森南朋」のファンとテレビ朝日版の主演である俳優「綾野剛」のファンで構成されているようです。

かくいう自分はNHK版をリアルタイムで観ていた方で、NHK版のファンでもあるのですが、個人的にテレビ朝日版「ハゲタカ」を見て思った事を書いていきたいと思います。

既にあるイメージを背負った厳しいキャスト

最初に第1話を見てすぐに感じたのは出てくるキャストが軒並み「既に染みついてしまったイメージを払拭するのが難しい」という点が目立ちました。

特に気になった点として

  • 綾野剛は「新宿スワン」「日本で一番悪い奴ら」でまるでインテリヤクザ(or殺し屋)
  • 三葉銀行常務取締役の小林薫は「ナニワ金融道」の金貸し
  • 三葉銀行資産流動化開発室室長の渡部篤郎は「実はコイツがラスボス」感
  • 1話ゲストの料亭の経営者役の六角精児は登場した瞬間に鑑識のイメージ
  • 沢尻エリカ登場で恋愛ドラマのエンタメ感が倍増
  • 突然イヌワシを見に行くシーンの説明がない?
  • 音楽が終始軽くて重厚感が感じられずエンディングが「Mr.Children」でさらに軽く…

脚本の方はどうやら「腐った経営者や企業をバッタバッタとなぎ倒していくダークヒーロー鷲津」を演出するエンタメ性を強調したかったみたいです。

確かに1話はちょっと疑問でしたが、2話の太陽ベッドの回を見て納得、確かにこれは「エンタメ」だ。
憎たらしく会社の名前に縋り付く社長、社長が蒙昧なのを良い事に横領に手を染める重役、振り回される子息、悪役には困りません。
銀行用語や企業買収・交渉の専門用語も確かに飛び交いますが、テロップや登場人物のセリフによる簡易な解説もありますし、感想の一部の声にもあったこのテレビ朝日版「ハゲタカ」の内容や用語について「難しすぎる」と思うようではちょっとビジネス感覚が欠如しすぎている気もします。

今の時代、外資系企業は珍しくもなんともないし、ファンドによる企業の買収劇も珍しい事ではなくなりましたし。

NHK版は鬱展開連発&鷲津の闇の描写が秀逸

ただ、NHK版を見ていた自分としては終始ダークで余計な演出もなく、冷酷かつ果てしない闇を背負う鷲津が描かれる「NHK版」を基準にしてしまう節がありますね。

小説版ではジャズピアニストを夢見て海外へ行ってしまう鷲津ですが、さすがにNHK版もこの展開はドラマに合わな過ぎると判断したのか、NHK版でもオリジナルの展開に変わっています。

NHK版では鷲津は新卒で三葉銀行に就職し、法人営業部として芝野の部下となり働き始めますが、NHK版のオリジナルの登場人物である東洋テレビ記者「三島由香」(栗山千明)の父親が経営する工場の担当となり、バブル崩壊後の不景気の中、経営が悪化した工場への追加融資を三葉銀行が渋ってしまった(所謂貸し渋り)事で工場の経営難を苦に三島の父親は自ら命を絶ってしまいます。

融資を渋られて担当顧客が命を絶ってしまった絶望感に打ちひしがれてしまった若き頃の鷲津はすでに倒産した三島の父親の工場のシャッターの前で顔をクシャクシャにして土下座し続け、やがて日本の銀行と融資がなければまともに経営すらできない日本の弱き企業に完全に失望し、その大きな闇を抱えたまま、三葉銀行を退職して海外へ飛び立ってしまう…。

というシーンが「鷲津の過去」として描かれ、突然送り込まれた外資系ファンド米国ホライズン社日本代表の冷酷な「鷲津」の底に、上記の出来事による大きな闇とほんの僅かに残った「腐った日本を捨てきれない人情」を併せ持っている事を描いた描写は非常に秀逸だったのです。

NHK版は上記のシーンのみならず、6話構成のうち、大半が鬱展開…というのは言い過ぎかもしれませんが、佐藤直紀氏が手掛けるBGMも重低音と暗く影を落とすようなメロディーがメインとなり、前半で描かれる鷲津によって債権のかたとして会社を転売された宇崎竜童演じる旅館西乃屋の経営者西野昭吾の自殺同然の事故死、そして鷲津への復讐に燃えあらゆる事に手を染める息子の西野治を松田龍平が演じるなど、豪華な出演陣が魅せる押し潰されそうな名演っぷりが迫力に拍車をかけているのです。

テレビ朝日版はエンタメとして観るのが正解

一方、テレビ朝日版はエンタメとしてはよくまとまっています。
なので、外資による日本国内企業の買収劇を題材にした経済ドラマ…というよりバブル崩壊後も変わる事のない巨大銀行の横柄っぷりやバブルに浮かれて勘違いし、本来の会社の経営というものを忘れてしまった経営者や、そんな企業で暗躍する悪者をバッサバッサと切り捨てるダークヒーロー鷲津、というエンタメドラマとしてはよく仕上がっていると思います。

正直、今の若年層世代は「バブルの時代」を知らないと思いますし、バブル崩壊後の時代もさほど大きな影響を受けずに過ごしてきた人々がほとんどでしょう。
自分も一応「ゆとり世代」に入ってしまう人間なのですが、バブルの頃の話や崩壊後の話は両親からよく聞かされて育ってきたため、どちらかというとリアリティのあるNHK版の方がすごい面白く感じてしまうのかもしれません。

ただ、NHK版ハゲタカには今の世代にも通じる名言がありますよ。

「カネは使うもんでしょ。カネに使われてたらお終いだよ。」

NHK版の登場人物「西野治」が劇中で発するセリフです。

この名言にハッとしたら今年の10月末に再版されるNHK版ハゲタカのDVD-BOX「NHKオンデマンド」でNHK版をご覧になる事をお勧めします。

7月度雑記帳のまとめ

今月はテレビ話題や自分の好きな番組の話題をネタとして書かせていただきました。

「ハゲタカ」の話題についてはちょっと書きすぎと思うくらいでしたが、正直もっと詳しく書きたいと思っています。
まぁ、あまり書いてもネタバレになってしまうので、知らない人は是非「NHK版」を見てほしいんですよね。

また、NHK版ドラマ「ハゲタカ」の後にキャストがそのままで映画にもなっております。
映画版は打って変わって鷲津が完全なヒーローとして活躍しますが、敵がCIC(中国政府系投資ファンド)なので、今でも十分見ごたえがあります。

ディスク版がもう販売されていないので見られないのですが、ディスク版には未公開シーンが付録されており、その未公開シーンの中にはドラマ版と映画版をリンクさせるシーンもあったりして(ライオンソース裁判という名前ですが、元ネタは勿論ブル〇ッグソース事件)、非常に貴重なのです。

是非NHKドラマ版の「ハゲタカ」を見て、面白かったら映画版も探してご覧になっていただきたいと思います。
結構な長文になりましたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

8月も何とかネタを見つけて雑記帳を更新していきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。

参考

【10月末に再版されます、骨太な内容と描写は傑作です】

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