コラム -Column-

-自分が物理キーボード付き端末に拘る理由-

2021-06-21

-自分はキーボード付き端末を使って発信するのが楽しい。-

皆さん、こんにちは。

本日は自分のブログのコンテンツの中でも多くを占めている「物理キーボード付き端末」について語っていきたいと思います。

自分はこれまで一般の人に比べて「ちょっとだけ」多くの種類の端末を触ってきた自覚があるのですが、今まで触ってきた端末の中でも自分に多大な影響を与えたのは「物理キーボード付き端末」であると断言できます。

ではなぜ自分のブログの中でも記事の多くを「物理キーボード付き端末」のテーマが占めているのか、なぜそんなに「物理キーボード付き端末」にこだわっているのか、それを書いていこうと思います。

まず一番の理由は”憧れ”

物理キーボード端末と言えば非常に有名なメーカーとして名前が挙げられるのは「Blackberry」ですが、自分は学生の頃に旅行でアメリカのマンハッタンに行った時に「Blackberry」を知りました。

「Blackberry」を使っている人はパリッとスーツを着こなし、Blackberryで電話もメールも素早くこなすビジネスマンでした。

分厚いPCを取り出す事なくチャチャッと携帯電話だけで仕事をこなす姿を見て、

「なんだあれ!カッコ良いぃ~!」

と胸を打たれた瞬間でした。

自分も将来仕事をする時は、「Blackberry」を使ってテキパキこなせるようになるぞ~!

と意気込み、小売店でBlackberry端末のカタログをかき集め、「自分探し」とかなんとかくだらない理由で敢行したアメリカ旅行も「Blackberry端末への憧れ」一色のまま帰国の途に就く結果となるほど強い印象を自分に与えたのでした。

初デビュー機となった「Q10」

なんだかんだ言って自分が初めて手にしたBlackberry端末は2013年に発売された「Blackberry Q10」でした。

それまで海外で販売されている携帯電話を国内で使う方法がわからず、量販店で格安SIMが出回り始めた事とY!mobileの量販店立ち上げに携わった事がきっかけで個人輸入した「Blackberry Q10」をもって「Blackberry端末デビュー」を果たしたのでした。

憧れの「Blackberry端末」を手にした自分はあらゆる点において満たされていました。

無駄にあらゆる内容を書き散らしたメモ帳を端末内に量産しまくっていたり、意味もなくポケットから出し入れしていたりと実際に所有した喜びが制御できず、体中から「ついに俺も海外端末デビューだ!」という感情が滲み出ている状態でした。

そんな自分にとって「Blackberry Q10」は「物理キーボード付き端末のスタート地点」であり、それより前のBlackberry端末は見た事こそあるものの基本触った事すらなく、歴戦の物理キーボード端末好きの方々にとって自分は若輩者みたいなものです。

ただ、Blackberry Q10に搭載されていたBlackberry OS10からAndroidアプリの互換性や日本語まわりのアップデートなどが整備されてきたため、この頃からTwitterやFacebookといったSNSを中心にBlackberry Q10を十分にメイン機として活躍させる事ができたのは幸運だったと言っても差し支えないでしょう。

衝撃を受けた”Porsche Design P'9981/P'9983”

しかし、そんな「Blackberry Q10を超える魅力」を放つ端末がありました。

富裕層向けとして発売され、同じく富裕層をターゲットとする「Porsche Design」(ポルシェ・デザイン)とのコラボモデルである「Blackberry Porsche Design P'9981/P'9983」の存在です。

まさしくBlackberry社として贅の限りを尽くしたような端末であり、特にデザインに関しては個人的に今でも超えるものがないほど凝っていると思ってます。

その代わり、価格も当時は20万円を超える値段だったので自分は手にするどころか触る事すらかなわず、Blackberry OS10がほぼ死に体となって値崩れした頃に「P'9983」を手にしました。
(それでも当時の新型iPhoneが余裕で買える価格でしたが…)

クルマには全く興味がなかったのですが、そんな興味の欠片もない自分にすら「スゴイブランド」といわしめる「Porsche」(ポルシェ)とコラボするくらいなんですから当時のBlackberry社への富裕層への姿勢は今のメーカーも見習うべきだと思います。

つまりはデザインに全振りしたオシャンティーな端末を出してみろって話です。
(特にこのPorsche Designモデルを超えるようなものをね!)

ただの入力外部装置でしかない物理キーボードさえデザイン次第でここまでカッコよくできるのか…!と当時はため息すら出たほどです。

今となっては「Porsche Design P'9983」ほど自分を興奮させるデザインの端末には出会えておらず、「あの頃はよかった」的な妄想を繰り広げる質(たち)の悪い老人のようになりそうになっています。

多分当時の「Porsche Design」を知る人であれば、あのクオリティを望んでいる人は多いのではないかと思います。

キーボードはただ「文字を打つだけ」の装置ではない

「Blackberry Q10」で物理キーボード端末を実際に使うようになり、「Blackberry Classic」を経てAndroid OS初搭載となった「Blackberry Priv」そしてTCLがライセンス製造した「Blackberry KEYone」「Blackberry KEY2」と現在まで使ってきていますが、自分はキーボードをただ「文字を打つだけ」の入力装置としては見ていません。

それはキーボードを使用して文字を入力する行為そのもの自体を「特別なユーザーエクスペリエンス」として見ているからであり、タッチや音声入力では味わえない「指でキーを押し込む動作」と「キーから帰ってくる確かなレスポンス」が織りなす「打鍵感」はここまで技術が発展した現代社会において「貴重な体験」となりうるものだと考えているからです。

正直頭で念じれば文字や文章が入力される…みたいな「なんかすんごい技術」でも確立されない限り、キーボード自体はなくならないと思いますし人間の指は道具を使う為に進化してきたので「指を使う動作」そのものは未来がどんなに進んでも大きく変わる事はないんじゃないかなという予測はしています。

スケールの大きい話をすれば「人間がわざわざ道具を使う必要があるかどうか」というとんでもない議題について真剣に話し合われるような事でもない限り、キーボード自体の存続を危ぶむ必要性はないと言えるのかもしれません。

ただ、それがモバイルに必要とされ続けるかどうかという点では声を上げていかねばならないでしょう。

Unihertz社は選択肢となりうるか

一方で、2019年頃から新たな”新興勢力”の台頭も目立つようになってきました。

クラウドファンディングを主戦場とし、小型端末を世にリリースしてきたUnihertz社が300gを超える防塵防水のタフネス筐体に「物理キーボード」を搭載した「Titan」を2019年にリリースしました。

その異質すぎる印象と特徴に目を疑いましたが、かつてのBlackberry Passportを意識した作りが随所に見られたことから物理キーボードを愛する方々はこぞって支援したのではないしょうか。

かくいう自分も支援をし、レビュー記事も書きました。

そして2021年に「Titan」の後継機となる「Titan Pocket」が発売されます。

既にメディアに配られている筐体とレビュー記事や動画をチェックする限り、キーボードのクオリティは着実な進化を遂げているようです。

Blackberryの遺志を継ぐと名乗りを上げたOnward Mobilityはいまだ動きを見せておらず絶望の足音すら聞こえてきそうな中、Unihertzは着実な歩みを見せています。

自分としてはOnward MobilityもUnihertzも頑張ってもらいたいと思っています。

物理キーボードが搭載された端末の選択肢は多いに越したことはなく、また競争は勿論のこと、棲み分けによる市場自体の拡大は何よりも歓迎すべきことだからです。

引き続き上記2社の動きには注目したいところです。

自身が感じるキーボードの魅力

今回、なぜ自身がキーボード付き端末にこだわるのかというテーマで書きましたが、最も大きな理由はこれまで物理キーボード端末を使ってきて「キーボードを使って発信する事が楽しいから」です。

TwitterなどのSNSも今でこそiPhoneでフリック入力で文字を入力する練習をしていますが、フリック入力で適切な変換や単語が入力できなかったり、誤字脱字が多かったりすると直している最中に「もういいや」となって発信をやめてしまうことがあります。

自分は特にTwitterで顕著なのですが、文字数制限を軽々突破するほどの内容を打ち込んで制限に納まるように要約したり省いたりする事が多いです。

それは物理キーボードで内容を考えながら打ち込んでおり、その時間を魅力に感じているからです。

物理キーボードを使っていると単語や文章の構成、誤字脱字がないかチェックしながら入力するのでフリック入力のように勢いで入力する事がなくなり、誤字脱字も少なくストレスが段違いなのです。

またPCで入力に慣れているからともいえるでしょう。

結局物理キーボードによってストレスなく発信できる事が何より楽しいのだと最近は思っています。

ただ最近はフリック入力から文字の入力に入った年齢層の方はもしかすると物理キーボードによる入力を古臭く、もしくは楽しく感じないのかもしれないなとも思うようになりました。

なのでどちらが善か悪かと決めつける事はできないのかもしれませんが少なくとも現状はフリック入力は自分を幸せにはせず、メリットももたらさないし使っていて楽しくないという事は間違いないでしょう。

自分にとってこの感覚は非常に大事にしたいし、自分がスマートフォンを愛する理由がまさにそれだったりするので物理キーボードがモバイルに搭載され続ける限り、それに拘っていく姿勢を取り続けるんだろうと思います。

-Sponsered-

-コラム -Column-

© 2021 - BACK DOOR -