-自信は人を救う。これは絶対に忘れてはならない事だ。-
突然ですが、皆さんは自分を「自信がある人間」だと思った事はありますか?
実は最近初対面の人も含め、「なんか○○さん(自分の名前)に言われるとできそうだよね」と言われる事がちょくちょくあります。
最初は何とも思わなかったのですが、「この前も言われたなぁ」とふと心の中でつぶやいて「昔からそうだったっけ」と思って振り返ってみると、決して自分はポジティブな人生を歩んできたワケではないんですよね。
でも今までの人生で「一番の転機」は「転職しようと思った事」と「社会人大学院に行こうと思った事」だと思ってるので、それが契機となって「変わったね」と言われる事が多くなりました。
自分は学生時代も社会に出てからも「自分に自信が持てなかった」期間を過ごしてきたので、今回は「自信を持てない人」や「どうやって自分に自信をつけたらいいかわからない人」に向けて自分が実際に実践した方法や考え方を自分の振り返りも兼ねて提案してみたいと思います。
自信をつける事の重要性をまず理解する
まずは「自信の重要性」について説明しようと思います。
「自信」という言葉を辞書で引くと以下のような意味が出てきます。
- 自分の価値・能力を信ずること。
- 自己を信頼する心。
改めてお聞きしますが、あなたは「自分に自信がある方」ですか?それともその逆?
上記の辞書通りの意味として捉えれば、「自信がある」という事は自分の価値や能力を理解しており、自分を信頼している…という事になります。
では「自信がない」というのはどういう状態を示すと思いますか?
上記の意味に照らし合わせると「自分の価値・能力を信じていない」または「自分を信頼していない」という事になるのですが…。
実は「自信がある」「自信がない」という事の重要なポイントは「自分が思っているかどうか」よりも「相手からどう見えるか」にあるのです。
例えばあなたがある仕事を抱えていたとします。
その仕事の重要な部分を後輩育成の為に後輩社員AとBにチャレンジさせたいと考えました。
しかし後輩社員AとBの2人ともその仕事に対する経験が全くありません。
両者には今後活躍して貰う為にも、その仕事の内容を説明してぜひ取り組んでもらいたいと頼みました。
「その仕事の経験は全くありませんが、どうにかしてできるようになりたいです。ぜひチャレンジさせてください!」と歯切れよく答える後輩社員A。
「経験が全くないのでご期待に添えるかどうかわかりませんが…やってほしいという事でしたらとりあえずやってみます…」と不安げに答える後輩社員B。
この後輩社員2人のうち、あなたはどちらに仕事を任せたいですか?
多くの人は「どちらも経験はないのだからやる気のありそうな後輩社員Aにしようかな」と思うでしょう。
実社会でもビジネスでも共通していますが、人生をうまくやっていくには「自分にとって価値のある仕事や機会」を引き寄せる力が必要になります。
多くの方が後輩社員Aに仕事を任せたいと思ったように「自分にとって価値のある仕事や機会」を引き寄せる力のキーになるのが「自信」なのです。
世の中の大抵の「自分によい影響を与えるチャンス」は自信によって引き寄せられているといっても過言ではないかもしれません。
すぐに大きな成功は難しい。まずは小さく成功しよう。
世の中を見渡してみれば、「自信がある人」は成功者ばかりじゃないかという人がいます。
言いたいことはわかります。
世の中の大きな成功を収めた人たちは露出している姿もさることながら、皆自信に満ち溢れた顔つきや振る舞いをしていますね。
その人達は大きな成功を収めたから「自信がある人」に見えるのでしょうか?
「自信とは大きな成功を収めなければつかないもの」なのでしょうか?
おそらく彼らは「自信を持って物事に取り組み、自信によって獲得したあらゆるチャンスを活かして成功を導いた」のではないでしょうか。
例えどんなに天才であっても、聖人君子であっても、ある日突然なんともなしに大きな成功を収める人なんていません。
「大きな成功をする」という事は「卵を割ったら黄身が双子だった」というようなラッキーとは違います。
ですが今成功を収めている人々にも共通して取り組んできた事があります。
それは「途中で挫折したり、自信を失わない為」に「自分に自信をつけさせる為の小さな成功を積み上げてきた事」です。
小さな成功とは何か?
では偉人達もやってきた「小さな成功」とはなんだと思いますか?
勿論スモールビジネスの事なんかではありません。
上記の大きな成功を収めた人たちにおける「大きな成功」が例えば夢をかなえる事だったり、生涯をかけて取り組む研究にたどり着く事だとしたら。
「小さな成功」とは「目の前の目標を達成する事」や「ちょっとした壁を乗り越える事」ではないでしょうか。
自分の場合でいうと「自信がついたな」と実感できる出来事を整理したら「資格試験や検定試験に合格する事」や「大学院を卒業する事」でした。
つまり「小さな成功」とは「自分が決めた目標を達成する事」や大きな成功の要素となる「成功体験」を得る事だと思うのです。
大事なのは「成功体験」を自信に「変換」する事
目の前にあって、誰でもできそうな「小さな目標」でさえも達成して「成功体験」を得る事で「自分への自信」の糧になると自分は思っています。
でも忘れてはいけないのが「成功体験」をきちんと「自信」に「変換」する事。
小さな目標を達成して「よっしゃ!できた!」だけで終わってはいけません。
そこで「成功体験」のまま自己満足してしまうと、それが「自信」へ繋がらないばかりか、リスクになってしまう事すらあるからです。
それはなぜか。
「成功体験」を抱きかかえたまま、新たな目標やゴールにチャレンジせずにいると窮地に立たされた時に大事に抱えていた「成功体験」にすがり、そこから離れられなくなります。
「成功体験」にすがりつく事は大変気持ちがよく、安心できるので挑戦よりも安定を求めてしまい、いつまでたっても「自信」に結びつかない状態に陥ってしまうからです。
では「成功体験」を「自信」に「変換」するにはどうすればよいか?
これは簡単です。
「成功体験」で得た「よっしゃ!できた!」のエネルギーを使って、できるだけ早く「もしかしたら、これもできんじゃね?」と思考を切り替えればよいのです。
例をあげるとパン屋を開業しようとして「あんぱん」を作る事に成功したら、「もしかしたらカレーパンもできるかもしれない!」と新たな目標を見つけたり、「成功体験」を通して何ができるようになったかを探し始めた瞬間に「成功体験」が「自信」に瞬時に変換される、という事です。
「根拠のない自信」は強い
自分もこれまでの人生で沢山の人と出会ってきていますが、経験上「成功体験」を通して「自信」に変換し、身につけてきた人には精神的に打たれ強い人が多いです。
「自信」は簡単に自己を否定して己を追い詰め、委縮させてしまわないようにする「人間の心の薬」ともいえるでしょう。
一方で「経験もスキルもないけど、できる気しかしなさそうな人」みたいな「根拠のない自信でみなぎっている人」がいます。
ナルシストは否定されるとすぐ凹む弱いニセモノなので、上記の人には当てはまりません。
この「根拠のない自信」というのは中身が見えないのでアレですが、実はすごいポテンシャルを秘めているのです。
基本的に「根拠のない自信に満ち溢れている人」はモチベーションとテンションが高く、頭の回転も速い傾向があります。
「根拠のない自信」というとわかりづらいかもしれませんが、言い換えるとすれば「夢中な人」が当てはまるかもしれません。
人は何かに「夢中になる」と持てるリソースを惜しみなくぶち込み、時間の概念をすっ飛ばして行動します。
その間は人間の潜在能力がフルで発揮されている状態なので能力の限界突破が起きやすくなります。
自分が「夢中になれる」事で「成功体験」を積み重ねる事ができれば、すぐに「自信」はついてくるでしょう。
今からできる「小さな成功」はコレだ。
ここからは自分の実体験に基づいた「手軽にできる成功体験」を書いていきます。
あくまで自分の人生において自信をつける事に「役に立った」ものではあるので、大小かかわらず書いていくつもりです。
逆に言えば、「たったこれっぽっち」の事でも「くだらねぇ…」と諦めていた方でも、自分という成功事例があるので真似してみてはいかがでしょう。
これで「自信」がついたら儲けもんじゃないですかって事で。
成果は意外と早く出る「筋トレ」
ここまで読んで「何ィー!?ただの筋トレだァ!?ふざけてんのかテメェ!」と思った方は甘いですよ。
自分は学生時代、学校の一部の「やんちゃな連中」(一応オブラートに包んでおく)にちょっかいを出されるのが嫌でした。
自分のいた学校ではやっぱり「弱そうに見えるやつ」はちょっかいを出されていた傾向がありました。
自分もそう見られていたようで自分自身としても特筆して「それはおかしい」と抵抗できる点がありませんでした。
連日の「ちょっかい」が心底嫌になって「少しでも鍛えて弱そうに見えなくすればちょっかいを出される事もなくなるだろうか」と考えました。
そこで友人が柔道部に入っていたので遊び半分ではありましたがトレーニング室に入らせてもらうことにしました。
一番軽いダンベルを両手に持ち、10回1セットで2~3セット上げ下げする事から始めました。
ウェイトリフティングなども一番軽いウェイトからやっていき、「まぁ、ボディビルダーを目指すわけじゃないし」と軽い感じでほぼ毎日放課後にトレーニングしてました。
「まぁ、続けていれば何もしないよりはマシだろ…」と思いながらやっていたのですが、意外と早く成果が出るのが筋トレのメリットでもあり、少しずつ体の形ががっしりしてきたのです。
体の形が少しづつ変わっていくにつれ、だんだんネガティブな思考をしなくなり、やんちゃな連中のちょっかいごときに考えを及ばせる事すらどうでも良くなってしまいました。
この経験を通して自分は「自信」というものは「肉体的な(生物的)強さ」の表現としても捉えられると考えています。
その「自信」をつけるために成果が目に見えて認識できる点とジムのような環境が身近にあって継続出来さえすれば短期間でのトレーニングでも成果を確認しやすい点から、「筋トレ」をお薦めしたいと思います。
単純な目標と簡単なスキルから身に着ける
自信をつけるうえで「成功体験を得る」というくらいですから、「目標があること」が一番望ましいと思います。
自分の場合、実はスキルをつけようとしていろいろチャレンジした経験があります。
でもどれも自分にとって目標が高すぎて殆ど挫折しました。
自信がない時に失敗すると余計自分に自信を無くします。
なので目標の基準を下げていくのですが、自分のプライドとの戦いになります。
英会話教室を試し、資格試験に挑戦し…たぶん10個くらい試したと思います。
ビジョンとしては「これは役に立つだろうなぁ」という曖昧な目標のままで。
結局殆ど身に尽きませんでした。
英会話は挫折、資格試験は合格してもその後活かせぬまま内容を忘れ、散々でした。
中途半端な成果しか残らず、取り組んでいる間は「全く面白くない」。
そこで考え方を変えて自分の「好きな事」で何か目標を立てて頑張ろうと考えました。
自分はパソコンでなにかをするのはとても好きだったので、一念発起してこのブログを立ち上げました。
過去にはフリーサービスでブログもどきをやっていましたが、今回は「自分を追い込もう」と考え、レンタルサーバと契約し、独自ドメインを取得し「WordPress」を使って立ち上げました。
「WordPress」はフリーの代わりに中身をいじったりするのは自己責任なのでいろいろな解説サイトにアクセスし、本屋で「WordPress」関連の本を読み漁りました。
フリーのサービスを使っていた時はHTMLコードやCSSなどは触った事もなかったのですが、試行錯誤しながらちょっとずつ覚えていきました。
ただ、必死になってブログをいじっている間はもう夢中だったので、レイアウトをちょっと変えただけでも「おお、できた!」の連続でどんどんアツくなっていきました。
それに取り組んでいる間は面白いように知識が吸収され、そして少しずつ新しい事に挑戦して結果につながるたびに「自分はもうこれができるんだ!」と自信がついてきました。
自分はほぼ書籍やサイトを渡り歩いて基本的な知識を身に着けた方ですが、それは「自分の考えを広く発信したい」という単純な目標を達成する為でした。
しかし目標が「将来はサイトの制作もコーディングもできるエンジニア」みたいな高いレベルの人は専門的な知識が多く要求されます。
書籍やサイトを渡り歩くだけでは習得が難しいそういった専門知識は、やる気があるうちにプロから学ぶ方がいいでしょう。
自分が書籍等で自前で学んだ「WordPress」も、今はプロから教わる事ができるスクールがあるのを知りました。
自前での学習が不安な方はこういった「WordPressのプロスクール講座」等を活用すると着実にスキルとして習得できるので参考にしましょう。
プログラミングについてもわかりやすく習得しやすいプログラミング言語のひとつである「Python言語」は最近スクールも多く出ているなど、学びの機会には困りません。
サイト制作だけでなくアプリを作ったり、サービスの立ち上げまで視野に入れている方は「プロスクール「CodeCamp」のコース紹介」などを参照すると多くのコースバリエーションから選ぶ事ができます。
これは自分の「WordPress」でブログを立ち上げた経験をもとにした一例ですが、単純な目標から高いレベルのスキル習得まで学びの機会は多く開かれているので、自分が全く面白くもないし興味のない内容ではなく、ぜひ興味のある分野で単純な目標でもいいので達成し続ける事はお奨めしたいと思います。
【CodeCampのマンツーマンレッスンで腰を据えて学ぼう】
自信をつける最もいい方法は「カッコつけない」
自分は経験上「小さな成功」を少しずつ積み重ねて自信をつけてきましたが、これまでの人生で出会った人で「自信がなさそうに見える人」には総じて共通する特徴があります。
それは「自信がないのに変にカッコつけている」のです。
そういう人は「成功体験はあってもそれを自信に変換できていない人」か「成功体験自体がないのでなんだかんだ理由をつけて回避している」傾向が強いのです。
その傾向は「人に甘く見られたくない」「格下に見られたくない」という人として当然の心理なのですが、こんなことをしている間はなにをやっても自信なんてつきません。
正直に言うと、自信をつける為にはその「変にカッコつけた姿勢」を取り除くことが先決です。
変にカッコつける事はやめて、自分でも手が届く単純な目標や「夢中になれる事」を探し、それを追及したり目標を達成するごとに貪欲にチャレンジする為に「成功体験を自信に変換していく」行動に変えていくだけで世界は見え方が全然違うと思います。
変な話、ただ筋トレにチャレンジして継続するだけでも世界は変わると思います。
大きな成功をする事ばかり考えていても世界は変わってくれません。
まずは目の前の「小さな成功」を意識してみても良いのではないでしょうか。
人生は何が幸せのカギになるかわからないのですから。
参考
【この記事を読んでも自信をつけるのが難しいアナタヘ】