-Blackberry KEY2 Field Test Vol.1-

      2018/07/30

-強力な個性と特化した性能でハイエンド機と競え、戦え。-

皆さん、こんにちは。

毎回毎回遅筆で申し訳ありませんが、仕事も一段落しましたのでまた更新をしていきます。

さて先日、手元に「Blackberry KEY2」のグローバル版が到着しまして、僭越ながらファーストインプレッションのレビュー記事を書かせていただきました。

-刺客再誕!!Blackberry KEY2登場!!-

今回は前回に続きまして、「Field Test」(フィールドテスト)と称しまして実際に日常生活で使用し、1日を通して使う事でレビュー可能な「バッテリー効率」や「カメラ性能」等にフォーカスして記事を書いていきます。

第一回目は「Blackberry KEY2 Field Test Vol.1」と称して「バッテリー効率」に焦点を当てます。
技術的な観点というより、実際に様々な条件を設定して何回かテストを行い、実際の結果を掲載します。

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テストにおける共通条件の設定

条件と言っても、実際にはアプリやカスタマイズを施して使うわけですから「実際に自分が使っている構成」をある程度公開して「共通条件」を設定し、これをベースにして「使い方を変える」事で、「バッテリー効率」をテストしたいと思います。

よく初期状態のバッテリー効率を紹介している動画とか何の意味があるのかどうかわかりません。
初期状態でのバッテリー効率なんて知ったって意味ないのでは、と個人的には思ってしまいます。

さて、共通条件ですが細かく説明してもしょうがないので箇条書きにて羅列していきます。
自分はあまりアプリとかを入れる方ではないので、皆様におかれましてはこの共通条件を参考程度に捉えてご自身の環境と比較していただけると幸いです。

【共通条件】

  • Googleアカウントは4つ同期
    (買い物用・メイン・ブログ用・社会人大学院修了生用の4つ)
  • 上記アカウントのGmailアプリからの通知はブロック
    (Blackberry Hubには同期)
  • 主要SNSはHubへ同期済み
    (Twitter,Facebook,Instagram,Messenger,LINE,BBM,Discord,LinkedIn)
  • 端末には「Norton Mobile Security」をインストールしている
    (夜中の時間帯+充電中にマルウェアのスキャンを行っている)
  • ディスプレイの明るさは自動調節に固定
  • 通知・効果音は無音
  • スリープは無操作時間2分で移行
  • Wi-Fi,Bluetoothは常にオン
  • 便利キーには「Hub起動」を設定
  • 「電源センター」アプリでの設定はしない

アプリに関しては、基本的に「キーボードショートカット」と「SPEED KEY」で対応します。
キーボードショートカットに登録しきれないものはランチャーから起動します。

この条件を「ベース」として「使い方」を設定する事で、「フィールドテスト」としたいと思います。

様々な環境でのテスト結果

共通の条件は「ベース」として、今回は対象の時間帯を設定しました。

対象の時間帯は「平日、通勤の為朝自宅を出てから帰るまで」としました。
具体的には「午前7時~午後7時」までの約12時間です。

基本的には「自宅に帰れば充電環境がある」というイメージを想定していますが、待ち受け状態である時間と操作している状態の時間のバランスがいい「通勤から帰宅まで」をテスト計測の対象時間としました。

また、対象時間の内訳は通勤時間は行き・帰りともに1時間半を想定しています。
そして勤務中である約9時間(労働時間8時間+休憩1時間)はほぼ待ち受け状態という内訳になります。

以下、使い方を変えて帰宅時のバッテリー残量の結果を羅列していきますので、自分の使い方の傾向に最も近いものをバッテリー効率の基準にしてみるとモバイルバッテリーの必要の有無や購入の参考になるかもしれません。

テスト1:待ち受けのみ

  • 基本的に操作せず、持ち歩くのみ
  • 待ち受け中、メールやSNSの通知などは確認する
  • 返信・入力は基本的にしない
  • 通知の確認のため、ロックは解除するが、それ以上の操作は無し

最初は待ち受けのみで純粋に操作せず持ち歩くだけで試してみました。

【結果:出発時100%に対して、帰宅時の残量は87%

待ち受けのみだとハイエンド機を大きく凌駕するバッテリー効率を発揮しますね。
受動的な状態である「待ち受け」では基本的にバッテリーには困らないようです。

テスト2:BluetoothイヤホンとSpotify(ライブラリ再生)

  • 音楽ストリーミング再生アプリ「Spotify」で音楽を再生
  • 「Spotify」でライブラリに保存した曲のみを再生
  • 音声出力はBluetoothイヤホンを使う(音量は最大音量の3分の2ほど)
  • BluetoothイヤホンはBang & Olufsenの「Earset Wireless」
  • ライブラリに保存した曲以外はストリーミング再生を行わない
  • 出発と同時にペアリング、音楽再生を開始

2回目はスマートフォンを持つ方々の大半がしているであろう「音楽を聴きながら通勤」をテスト。

アプリは「Spotify」を使用し、まずはオフライン再生もできる「ライブラリに保存した楽曲を再生」で試しました。
ライブラリに保存した楽曲はストリーミング通信の対象にはならず、端末に保存された楽曲と同じように再生できます。
そしてBluetoothイヤホンを使う事で、さらにバッテリーの消耗があるかどうかをテストしました。

【結果:出発時100%に対して、帰宅時の残量は82%

これに関しては、音楽再生とBluetooth通信があるにもかかわらず、かなりの好成績です。
ストリーミング通信こそしていませんが、待ち受けのみの状態のバッテリー効率からすると意外な結果となりました。
帰宅時にはBluetoothイヤホンの充電池が30%をほぼ切るのですが、本体はまだまだ戦える勝負強さを見せました。

テスト3:BluetoothイヤホンとSpotify(ストリーミング再生)

  • 2回目と構成はほぼ同じでスタート
  • ライブラリ再生ではなく、ストリーミング再生のみでテスト
  • オンラインのプレイリストを選んで再生する方式を選択
  • モバイルデータでのストリーミング再生を許可し、音質設定は「自動」
  • ライブラリへの保存はせず、曲飛ばし・早送り等の操作は無し

3回目は「Spotify」のストリーミング再生のみでテストしてみました。
2回目のテストにストリーミング通信の負荷が加わる事で、バッテリー効率に与える影響をテストします。
ライブラリに保存した楽曲とのバッティングを防ぐ為、保存した事がない楽曲のみで構成されたプレイリストを再生します。
引き続き、BluetoothイヤホンはBang&Olufsenの「Earset Wireless」を使い、対象の12時間のうち、移動時間である行き・帰りそれぞれ1時間半再生し続けました。
(2回目のテストも同様の時間再生して検証しています)

【結果:出発時100%に対して、帰宅時の残量は76%

ストリーミング通信はやはり都度通信し続けるのもあって、ライブラリ再生に比べてバッテリー消費量は上がりました。
しかし、本体はまだまだ余裕を残しており、やはりバッテリー効率ではハイエンド機を大きく突き放す事ができそうです。

テスト4:移動時常に「Pokémon GO」をプレイ

  • 対象時間のうち、移動時間中常に「Pokémon GO」をプレイ
  • アプリ内設定の「バッテリーセーバー」はオン
  • BGM、効果音、振動は全てオフ
  • 歩きスマホは禁止(重要)
  • 操作は基本電車の乗り換え待ちの時などに行う

4回目は最もバッテリー消費量がかさみそうな「スマホゲーム」でテストしたいと思います。
当初「アズールレーン」などが候補でしたが、端末の乗り換えが面倒なのと、「Blackberry KEY2」になってから、ベンチマークスコアの3Dスコアが上がっているのもあって3D描画の多い「Pokémon GO」でテストする事にしました。
常に位置情報を取得し続けるゲームであり、モンスター遭遇時、遭遇場面、所持ポケモン管理画面、ジム・レイドバトルなど画面遷移も多い事からバッテリー消費をテストするためのアプリとしては十分でしょう。

出発と同時に起動し、勤務先到着時に最小化、退勤時にアプリ一覧から再起動して自宅に到着するまでプレイしました。

【結果:出発時100%に対して、帰宅時の残量は61%

結果、やはり大きくバッテリー消費量が上がりました。
それでもギリギリ6割バッテリーを残すタフさを見せ、スマホゲームのプレイにも可能性を見出した結果となりました。

おまけ:サバイバーモード

  • 使い方はテスト1とほぼ同じの待ち受け状態を維持
  • 1日目自宅出発時はバッテリー100%の状態でスタートし、帰宅後も充電しない
  • 通知確認のため、ロック解除はするが確認後、返信・入力はなし
  • 帰宅後は自宅のWi-fi回線に接続し、アプリの更新などは通知に従って行う
  • 「Norton Mobile Security」のジャンクファイル整理は通知に従って行う
  • バッテリー残量15%で節電モードが発動するように設定
  • 充電残量が1%になった状態でテストは終了

おまけとしてひたすら待ち受け状態を維持し、どこまでバッテリー残量が持つかのテストも行いました。
幾度かのテストを経た後だったので2日間は余裕で持つだろうな、という予想を勝手にしてましたが、
ギリギリまでやってみようという事で、上記の条件でテストしてみる事に。
とりあえず1日目の結果から羅列していこうと思います。

【1日目:出発時100%に対して、帰宅時の残量は86%

このあたりはド安定で切り抜けました。
この日はたまたまfacebookの通知が多かったのですが、通知バーから重要でないことを確認してスルー。
テストの為に「Blackberry KEY2」をあえて放置するという苦行心を鬼にして臨みます。

【2日目:出発時77%に対して、帰宅時の残量は64%

2日目に突入し、充電をせず放置したので残量は1日目の帰宅時より減少。
Wi-Fiに接続していたのですが、通信自体が少ない為か減少量は予想より少なめでした。
帰宅時はまだ6割を残し、まだまだ余裕の構えです。
一日のメール受信数は20通程度ですが、LINEやメッセンジャーの受信がないと減少量も少ないように見えます。

【3日目:出発時53%に対して、帰宅時の残量は38%

待ち受け状態とはいえ、3日間を完全に乗り切る体力を見せつけました。
自然災害などの被災時に孤立しても3日間持てば、救助が期待できるといわれていますから、連絡や家族の安否の目途がついたら不必要な連絡をあまり取らないようにして、待ち受けの状態を維持する持久戦の構えを取れば災害を乗り切る事ができる可能性を「Blackberry KEY2」は証明した事になります。

【4日目:出発時27%に対して、帰宅時の残量は11%

さすがに出発時に確認したバッテリー残量は不安を覚える数字になりました。
いざ帰宅しようとした時に節電モードが発動し、その間他人同士のLINEの応酬があった(グループLINEで自分宛てではなかった)ので節電モードにもかかわらず、チクチク消耗させられました。

その後、帰宅時は残量11%からも待ち受け状態を維持し、就寝時までは一桁台で耐えていましたが…。

【5日目:起きたら残量0%…】

という事で、正確な時間は分かりませんが、おそらく寝ている夜中に充電残量1%を迎えた、という事で…

【サバイバーモードでは何とか4日間は待ち受けできる!】

という結果になりました。

ハイエンド機を凌駕するバッテリー効率は誇っていい

さてここまで「フィールドテスト」と称して何日間かにわたりバッテリー効率の検証をしてきました。

検証を通してわかったのは驚異的なバッテリー効率が話題となっていた「Blackberry KEYone」から「Blackberry KEY2」になっても特徴の一つであるバッテリー効率のメリットは失われていない事と、意外にもBluetooth通信とストリーミング再生の組み合わせによるバッテリーの消耗が思いのほか少なかった事です。

個人的な予想では「さすがにBluetooth接続とストリーミング再生ならバッテリーの消耗も目に見えて多くなるに違いない」と踏んでいた手前、実際に検証して「これだけ消耗が少ないならこれからの音楽再生はストリーミング再生とBluetoothイヤホンによるハンズフリースタイルが主流になる」と言われて頷かずにはいられません。

まさに「なるべくしてなった音楽の聴き方の進化」と言えるでしょう。

また、「Blackberry KEY2」はディスプレイメーカーの公表をしていませんが、どうやらシャープ製のIGZO液晶ではないかとの噂があり、IGZO液晶ディスプレイは無操作時等の際に意図的にフレームレートを落としてバッテリーの消費を極限まで抑え、スワイプやタップ時に本来のフレームレートに戻すという独自技術でバッテリー効率の向上を実現しており、「Blackberry KEY2」の驚異的なバッテリー効率に一役買っている可能性が大きいという情報もあります。

この情報の真偽のほどはともかくとしてバッテリー効率の為にディスプレイまわりまで配慮されているという点「どのスマートフォンを購入するか選択する購買行動のトリガーとしてバッテリー効率が重要なポイントになっている」事を裏付けている証左にもなり、Blackberry及びTCLはそこに価値と独自性を見出しているともいえるでしょう。

という事であれば、BlackberryやTCLは物理キーボードの特徴だけではなくて「省エネスマホ」の立ち位置としてバッテリー効率の点ももっと前面に出して訴求するべきだと自分はこの検証結果を受けて考える次第であります。

さて、次回は7月度の月末雑記帳を挟んで「カメラのフィールドテスト」を記事にしていきます。
ポイントが写真だけになかなか執筆に時間がかかりそうですが、なるべく時間を割いて丁寧に書いてきたいと考えております。

参考

【ついにAmazonにも流通するようになりました】

【Dual SIM版(BBF100-6)も販売されています】

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